《このごろ》
Dam master 勝手にフォトコン2012
Dam master さんが毎年、ご自身のブログ「ねこのゆいごん」で「勝手にフォトコンテスト」というのをやっている。ダム協会のフォトコンテストへの応募作品が公表されているので、その中からご自身で勝手に受賞作を選んでしまおうという画期的?なアイデアだ。どの作品が選ばれたかも興味があるが、そのコメントもおもしろい。そこで、以下に転載させて頂いた。
【Dam master 勝手にフォトコンテスト】
審査委員 Dam master
審査対象 ダム協会の第9回フォトコン応募作品
審査方針
1、ダム協会フォトコン入賞作品は選びません、というか好みが私と違います。
2、Dam master自身が応募した写真も大変残念ですが選びません。
3、応募枚数が多いのでサムネイルで見ます、プリントなんかしないよ。
大賞
極寒の夜のダムだけが持つ静寂さ、闇の深さと真摯に向き合った作品だと思います。
闇を上手に使って表現されたところは、非常に憎い演出と申し上げます。
大賞の萃香さんには商品として東京スカイツリー駅初日の硬券入場券大人用、子供用をセットで。
お め で と う ご ざ い ま す ♪
萃香『極寒の夜』 【広瀬ダム】
入選
寒い時期では当たり前の風景でしょうけど、何度見ても美しい風景です。
ダム本体に陽がさしていればとついつい欲が出てしまいました。
たろちゃん『雪山に抱かれて』 【奥只見ダム】
春の一瞬の風景をとらえた写真です。長い時間を経て歴史の中に存在するダムと一年のうちの一瞬しか花が開かない桜と対比してみていると、美しさと中にあるはかなさに心打たれます。
3can4on『春景』 【君ヶ野ダム】
かの黒部ダム(富山)と正面から向き合い、モノクロで演出されました。
コンクリートも放流の飛沫も彩りを排し、ダムのもう一つの顔を浮かび上がらせる演出がすばらしいです。
山口勲『追憶』 【黒部ダム】
試験湛水で満水を迎えたときの放流の様子を写した一枚です。
夕暮れ時のやわらかい光がダムの頬に軽く差し込むあたりにセンスを感じます。
あつだむ宣言!『羽衣天女』 【志津見ダム】
ダムとその手前の橋脚を一枚の写真にぎゅっと凝縮された作品です。
あれだけ見どころの多い物件と美しい時間もまた箱庭のようにセンス良く、凝縮して畳み込んだ一枚です。
大倉裕史『廿六木展望』 【滝沢ダム】
夜間シャッターを長時間開きっぱなしで撮影された作品です。
ここまで長時間開けた写真は珍しく、星空の動きもダムを飾るのに大きな演出となっています。
増田恵『星昇るダム』 【豊丘ダム】
多摩湖に沈む夕日をストレートに撮った一枚です。
ほんの一瞬のシャッターチャンスを逃さず、とにかくきれいな一枚でした。
福田功『多摩湖の夕日』 【村山下ダム(再)】
畑薙第一ダムのゲート室の灯りが主体の作品かと思われます。
しかしそれ以外の風景も絶妙な明るさでコンクリートの素材感と造形美を演出してくれています。
のがなあつし『ほの灯り』 【畑薙第1ダム】
以上。
漏れた写真の中にもかなり迷った作品がありました。
来年も勝手に楽しみに写真をみさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
(2012年3月28日、Dam master)
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