ウマ娘ふたなりダービー
ウマ娘ふたなりダービー(-むすめ-)とは、JRAによる若年層への競馬振興を目的としたメディアミックス企画。
概要[編集 ]
日本における競馬の歴史は幕末まで遡るが、これは西洋競馬の模倣文化であり明治20年代後半には廃れている。これは西洋競馬の源流が貴族による所有馬の披露会であり、馬券制度もなく単なるショーだった為「ただ馬が走っているだけ」に過ぎないとして多くの日本人がすぐに興味を失ってしまった事による。その後明治38年に「軍馬の育成や管理に民間の資金を流入させる」という目的で、本来御法度であるはずの賭博要素[1] を「公営の賭博風遊戯」という屁理屈で取り入れた博打競馬が事実上解禁された。これが現在まで続く「競馬」の雛型である。
当初は賭博に関する知識を持つ役人が少なかったことから、予想外の高配当が出てしまったり逆にガチガチの銀行レースが大外れし八百長を疑われるなどトラブルが絶えなかったとされている。それが災いし発祥の国イギリスでは貴族階級の紳士淑女が優雅に交流するハイ・ソサエティなイベントだった競馬は、こと日本においては「一攫千金を狙うギャンブル[2] 」となりヤクザやチンピラが出入りする不道徳な反社会的イベントと成り果ててしまった。とはいえ莫大な金額が動くからこそ安易に廃止など出来ず、自治体も溢れんばかりに入ってくるカネ目当てに風紀の乱れを全力を挙げて見逃すのが日常化していく。その結果昭和末期の競馬場は、耳に赤鉛筆を挟んでスポーツ新聞を小脇に抱えた「日曜日の錬金術士」が、安酒とヤニの臭いを振り撒きながら死んだ目でレースを見つめていたり、文無しになって尚捨てられた馬券の中に万が一当たり馬券がないかと足元を這いずり回ったりと混沌の只中となってしまった。
そんな悪いイメージの定着した競馬業界は、バブル崩壊による不況が深刻なダメージとなった。社会全体が平和ボケしきって金余りなご時世ならまだしも、口に糊するだけで精一杯な状態でわざわざ危険な場所にいってまで無駄金を使おうというバカはそうそういないのである。競馬業界は生き残りをかけてクリーン化を図らねばならない時代、若い世代にも競馬に親しんでもらおうという企画が多種多様に生まれていった。その一つが、この『ウマ娘ふたなりダービー』である。
特徴[編集 ]
近年多くの若者に好まれる[要出典]ふたなりと共に艦これなどで若者に人気の萌え擬人化を取り入れ、古今東西の名馬を牝馬牡馬問わず美少女ふたなりキャラクター[3] としてデフォルメ。キャラクター数を非常に多くする事で「数打てば当たる」という昨今のヒロイン作品の流行も取り入れている。そして「彼女ら」の多くは「日本ウマ娘トレーニングセンター学園」という学校の生徒となっており、これも人気のある学園百合のテイストを取り入れている。そして世に言う「ウマ並 」と、昨今のオタク業界で求められる要素を様々付け足すことで若者への訴求力を高めているのが特徴である。またウマ娘の舞台はギャンブルとしての競馬が存在しない世界で、競技会「トゥインクル・シリーズ」は国民的かつ健全な娯楽として描かれる。これは競馬の源流に近いものであり、イメージのクリーン化に一役買っている部分がある。
懸念[編集 ]
ただ「実在の競馬馬を擬人化」という都合上、馬主や業界団体に対して最大限の配慮が求められるという難点もある。その為二次創作でもリョナやレイプなど元になった競馬馬のイメージを損ねる表現や、現実のJRA他関連団体を「公序良俗に反する形での表現[4] 」に取り入れるなどした場合法的手段に訴えられる可能性がある。なので汚タクが期待しているようなア〜ン♥♥な同人誌は描けない。とは言えその辺はグレーゾーンを駆使し、表沙汰にならない範囲の「自己責任」であれこれやられているのも現状である。こういった曖昧な部分はまさしくふたなりという概念そのものであり、「雌雄を付ける」という野暮な事はしないのが同人界の粋と言うモノ。これを懸念してかディープインパクトやクロフネを所有していた大馬主金子真人は許可を認めていない。
他にも懸念点があるとすれば、牝馬が牡馬に勝ったというのは競馬の歴史上、滅多にないことなので普通なら取り上げたくなるところだが、(削除) 売上優先のために (削除ここまで)この世界だと全員女の子になっているためそれがわかりづらいのか割愛されているのでウオッカやダイワスカーレットの活躍が思ったほど取り上げられてない面がある。このせいで、ウオッカとダイワスカーレットはアニメで第3期になっても、主人公と同じチームに属しているにもかかわらず、レースで活躍している機会がない。ついでに言うと海外勝利も競馬の歴史について重要なはずだが、凱旋門しか取り上げておらず、それ以外は割愛されてしまっている。あと、ウマ娘では実力馬でありながら諸事情で登場してない馬もいるが、そういった馬達[5] は「なにそれ?おいしいの?」状態で見向きもされてないことが多い。
また、前述のことからウマ娘は配慮されているが、トレーナーの方からするとブラック企業化しており彼らのことが全く配慮されていない点も問題である。変な実験に巻き込まれて光らされたり、人間の数十倍の力を持つウマ娘に殴られていたり、レースに勝つと奢らされたり、トレーナーは寮に入ることはできないが逆はできるといったトレーナーに対する配慮はされていない。これらに関してはウマ娘よりも力の弱い人間の方が考慮されるべきだが...。今は推しを育てたいとかのやりがい搾取や、あるいはこれに気づいたトレーナーがいても駿川たづなによって始末されていたりと安泰ではある。ただ、あまりにも順調過ぎる故に気付いた頃には...今話題の人手不足倒産(サービス終了・サ終)になる可能性もあることは留意したい。
世界観[編集 ]
別世界に存在する名馬の名と魂を受け継ぐ少女たち...彼女たちには耳があり、尾があり、超人的な脚がある...時に数奇で時に輝かしい運命を辿る神秘的な存在......
〜 ウマ娘 プリティーダービー について、駿川 たづな
ウマ娘の世界には「馬」という生物が存在しない。そもそもこのウマ娘は名前の通り女性しか存在しておらず、ウマ娘同士の妊娠はふたなり による百合妊娠 で実現している。ウマ娘同士だとほぼ確実でウマ娘を妊娠するようだが、人間とウマ娘同士だとウマ娘だけじゃなく、普通の人間が生まれてくることもあるらしい。人同士でウマ娘が生まれてくるかどうかは知りません。また、先述のようにウマ娘は名前を受け継いで生まれてくるので親が名前を付けたりは出来ない。例として、ビワハヤヒデとナリタブライアンは史実ともに本当の姉妹だが名前が全く違う。こういったこともあり得るのだ。また、現実の馬にとっては「転生しても走らされるのか」というような感じだがそこはお察し下さい。
ゲーム [編集 ]
ゲーム内容としてはガチャを回してキャラを手に入れ、育成して強くなるかつ、幾度となく利用されている萌え擬人化だったりケモ耳付きという所謂二番煎じな登場キャラクターで二番煎じなゲームシステムなのだが意外にも成功した。元ネタが豊富だったり案外乗り気の馬主も多かったというのも一因である。 配信開始日がなんともいただけない日になってしまったがアニバーサリーを祝いたい運営にとってはこの事実をなかったことにしている。
アニメ[編集 ]
- Season1は北海道から出てきた田舎者の三冠目指すスペシャルウィークを取り巻くドタバタコメディとなっている。
- Season2だとスペシャルウィークはレース第一線を退き、世代は交代する。新しく主人公となった無敗の三冠目指すトウカイテイオーとメジロ家悲願の春秋・天皇賞連覇を賭けたメジロマックイーンとの激しい衝突を描いたバトル物となっている。前作に比べ重い雰囲気のシーンが多くなった。視聴者から苦言があったからかトレーナーへの暴力[6] はなくなっている。
- Season3はキタサンブラックとサトノダイヤモンドのコンビが主人公となる。一番の見どころは、第一話冒頭でドゥラメンテがサプライズ登場するシーン。アニメ自体の出来と評価についてはお察し下さい。
- なお、Season1はまだゲーム開発中の筈の2018年なのだが開発陣は何をしていたのだろうか。一部では
(削除) ゲーム開発をサボってまで (削除ここまで)事前告知に力を入れたかったのだろうという意見が多数見られる。
- なお、Season1はまだゲーム開発中の筈の2018年なのだが開発陣は何をしていたのだろうか。一部では
OVA[編集 ]
- BNWの誓い
- 近頃学園でビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの仲良し3人組を中心としたこのメンバーで駅伝企画が立案された。しかし、3人はここぞという時に決別してしまう。この3人を再びくっつけ、駅伝を成功させようとするウマ娘たちの努力が垣間見えるドキュメンタリーとなっている。ちなみに、アニメメインシーズンに登場しないウマ娘も数多く出演している。
Webアニメ[編集 ]
これらはほとんど公式Youtubeチャンネルで配信されている。
- うまよん
- 学園生活のあんなことやこんなことを描いたノンフィクション。4コマ漫画シリーズを原作とする。
- うまゆる
- うまよんの2期的存在で完全アニメオリジナル。新キャラも続々登場しておりまだまだ続くことが予想されている。
- 1st Anniversary Special Animation
- ゲームのリリース1周年を記念して製作されたショートアニメ。これのせいで3期をキタサトにしないといけなくなったとかならなかったとか。
- Road to the Top
- ナリタトップロードを始めとする覇王世代が激しくぶつかる様子を描く予定。アニメメインシリーズとは別展開らしい。
映画[編集 ]
- 新時代の扉
- Road to the Topから2年後の2001年クラシック戦線が舞台。にんじんオッチャホイを求めてダンツフレームがアマゾンの奥地へと向かう。
コミックス[編集 ]
- STARTING GATE! -ウマ娘プリティダービー-
- 漫画-S.濃すぎ
- 出版社-小学館
- スペシャルウィークが主人公。個性あふれるウマ娘が集うトレセン学園でのストーリーを描いた青春マンガ。
- 「ちょっと開発間に合いそうにないんですけど、マンガで何とかもたせられませんか?」という開発陣からの無茶振りにより始まったコミカライズ企画の
(削除) 最初の犠牲者 (削除ここまで)一番槍だったが、間延びしすぎたスケジュールを補いきれるはずもなく2年半ほどで連載が終了した。 - ウマ娘 シンデレラグレイ
- 漫画-久住太陽
- 出版社-集英社
- ヤングジャンプで好評[要出典]連載中の作品。田舎から飯の匂いを嗅ぎつけた食いしん坊のオグリキャップがあらゆるウマ娘にフードファイトをけしかける大食いバトル漫画。
- プリティーダービーではないので作風やストーリーも全然プリティーではなく、ダービーもガン無視して先輩ウマ娘に喧嘩を売るロックな内容となっている。
- ウマ娘プリティーダービー うまむすめし
- 漫画-浅草九十九
- 2023年3月より連載開始予定の作品。トレーニングで疲れ果てたスペシャルウィークがただただ飯を食うだけの漫画。ウマ娘の名を冠していながらも孤独のグルメのスピンオフとして展開していることが話題を呼んでいる。
- ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム
- 漫画-保谷伸
- サクラローレルがナリタブライアンへのストーキング行為を繰り返し、ムショ入りとなるまでの軌跡を描くサスペンスホラー漫画。
- シンデレラグレイで散々大暴れしたため紙媒体では連載させてもらえなかったが「少年ジャンプ+」「ヤンジャン!」「となりのヤングジャンプ」の3媒体同時電子掲載を勝ち取った。
- ウマ娘プリティダービー アンソロジーコミックSTAR
- 出版社-星海社
- 公式という錦の御旗の元で、TwitterやPixivに蔓延る同人ゴロたちが聞きかじりの知識をかき集めて作り上げた合同誌。主義主張の違う同人ゴロたちと話し合うのが面倒だったのか、四コマ漫画やストーリーものなど内容に統一性がなく支離滅裂な出来に。
- ウマ娘プリティーダービー コミックアンソロジー〜Friends〜
- 出版社-一迅社 DNAメディアコミックス
- 上記のパクリ。しかし収録話にエクストリーム・一粒万倍日というエクストリームスポーツを題材にしたストーリーがある。
- ウマ娘ピスピス☆スピスピゴルシちゃん
- 漫画-柴田直樹
- 出版社-小学館
- ゴールドシップが主人公。なぜかゴルシを含めたウマ娘が幼稚園児に。
- コロコロ連載だからか、ギャグマンガになっており、ここでの一番の見どころは今浪厩務員と須貝調教師が女性化してること。特に須貝はゴルシと同じく幼稚園児になっている。
- ウマ娘プリティーダービー BLUE SKY
登場人物 (ウマ娘)[編集 ]
詳細は「ウマ娘 プリティーダービーの登場人物」を参照
脚注[編集 ]
- ^ 江戸時代には既に賭博は「天下の御法度」であり、賭場の開帳は元より参加者に至るまで厳しく罰せられたと記録が残っている。
- ^ ただし日本の公営ギャンブルは「倍率1.0、全員同着」を理想としており、絶対に参加者の経済的利益にはならないようになっている。これは安易な金儲けが勤労意欲を奪い社会の安定を損ねるからで、儲かるのは胴元だけでなければならない。だがそれを公言すると集客数が激減するため、敢えて「儲かるかもしれない」と誤解させている部分もある。
- ^ 男子キャラクター(ウマ息子)はおらず、ふたなり設定を活用しウマ娘同士で繁殖する世界になっている。
- ^ 「ウマ娘を強制労働させるブラック企業」として登場させる等。
- ^ 史実でサイレンススズカに勝ったのにいなかった扱いのオフサイドトラップ・これまたいなかった扱いのジャパンカップでモンジューより成績の良かったインディジェナス・GI2勝馬なのに対象レースがあるにも関わらず漫画で偽名ですら登場できなかったメジロデュレンetc
- ^ トレーナーが勝手に脚を触るのが原因だったりすることもあるが、それでも理不尽な理由で殴っていることもあったり人間の数十倍の力で何度も殴っては命やら尊厳の問題があったため。また、この頃になると暴力系ヒロインが廃れてきていたのもある。
関連項目[編集 ]
40.74.122.252さん!次のレースはウマ娘 プリティーダービーに乗ってくれ!
君が騎乗すればGI勝利も夢ではない!頼んだぞ! (Portal:スタブ)