<Наш Бутер>(ナーシ ブーチェル)??(2018年04月05日&07-08)
夕刻に、「カフェに道草して、好きな飲物でも頂いてから住まいへ引揚げよう」と考えて近所のカフェに足を向けた時、横断歩道を渡りながら「サンドイッチでも摘まみたい」と思い付きました。
何となく馴染みなカフェの店員さんに笑顔で迎えられ、直ぐに「サンドイッチなんか在りますかね?」と尋ねました。
すると「在ります。"ナーシ ブーチェル"と言いますが...」と返事が在りました。"ナーシ"は「私達の」ということで、こういう場合は「当店の」という程の意味です。"ブーチェル"なる語が、やや聞き慣れません。多分「当店のサンド」位の命名なのだろうと考えました。
「在るのですね...サンドイッチが...」と言えば、店員さんが言葉を継ぎました。「"ナーシ ブーチェル"ですが、レタスやトマトやチーズが入って、お好みでチキン、フィッシュ、ハムとお選び頂きます。パンは黒パンか白パンをお選び頂くことになります」ということでした。
この説明によれば、3種類のメインな具材(チキン、フィッシュ、ハム)に2種類のパンで、「6種類の選択肢」が在ることになります。頭の中でそんなことを想っていると、店員さんは「時々現れる、実は外国人らしいおじさんに言葉が通じなかった?」とでも思ったのか「レタスやトマトやチーズが入って、お好みでチキン、フィッシュ、ハムとお選び頂きます。パンは黒パンか白パンをお選び頂くことに...」と流暢な英語で言い出しました。この店は、近所のオフィスに出入りしているらしい外国人の来店も多そうな感じの店でもあります。実際、互いに英語を話している人達のグループが来ていたのも視たことが在ります。
そのうち、他の店員さんが「そこに英語のメニューも置いて在ったよね...」と言い出しましたが、筆者は「It sounds good!」(それは好さそうだ)と素早く応じ、「英語もロシア語も、私には外国語で、どちらのメニューでも大差は無い...」と言葉を継ぎ、「チキンの黒パンを所望」と御願いしました。
↓席に着いて、頼んだ飲物を啜りながら待つこと暫しで「サンドイッチ、お待たせしました」と登場したのがこれです。
APR05.jpg↑サクッとした黒パンに、メインのチキンやレタスやトマトやチーズが入っているモノで、2枚のパンで具材を挟んだサンドイッチが2つ在ります。
これがなかなかにボリュームも在り、満足度が高いモノでした。
↓別な日に、「フィッシュの黒パン」というのを頼みました。
APR07.jpg
↑これは肉厚なスモークサーモンが入っていました。
↓更に別な日に、「ハムの黒パン」というのも頼んでみました。
APR08.jpg
↑こちらは厚めなハムで、バルサミコを使って工夫したソースが使われていました。
こういう次第で、俄かに「お気に入り」なサンドイッチに出くわしました。色々と「最近の経緯」という―左腕を負傷した経過が在り、片手で摘まむサンドイッチが非常に食べ易かった...―のも在るのですが、「サンドイッチ好き」を自認する筆者にとって、こういうのは非常に嬉しいことです。
それにしても"ブーチェル"という単語です。「бутер」(ブーチェル)と綴り、「бутерброд」(ブーチェルブロド)が縮まった語であるとのことです。
「бутерброд」(ブーチェルブロド)は、ドイツ語の「Butterbrot」(ブッターブロッド)が転訛した語で、オープンサンドやサンドイッチの意味で用いられるようです。
が、そういうことは後から知りました。ユジノサハリンスクでも、「サンドイッチ」に関しては「сэндвич」 (発音すると「セーンドウィチ」と聞こえる)と綴る方が普通な感で、"ブーチェル"という語はこの店で初めて聞いた感です。
とは言っても、「сэндвич」 (サンドイッチ)というモノや言葉は、或いは「比較的近年に急速に広がった」という面が在るかもしれません。
何度も訪日した経過が在って、最近では他所の方に「今度、日本へ行くつもりで...」と相談されることさえ在る方が在ります。その方が或る日言っていました。「2010年だったと思いますが、稚内へ行った時に、集まっていた人達向けにサンドイッチが用意されました。多分、あの時に初めてサンドイッチを頂いたと思います」とです。その方は、2010年に稚内でサンドイッチを頂く機会が在り、ユジノサハリンスクの色々な店で普通にサンドイッチを売っているようになったのは「その少し後だったと思う」としていました。
パンの上に何かを載せる「オープンサンド」はかなり以前から普通に在ったような記憶も在るのですが、「挟むサンドイッチ」は、1990年代初頭にロシアでハンバーガーが登場して、更に暫らく経ってから普及し始めたというところなのかもしれません。今では方々で普通に「сэндвич」 (サンドイッチ)と称して売られています。
<Наш Бутер>(ナーシ ブーチェル)を売っているカフェですが、御願いする時はメニューに書いて在るように例えば「"ナーシ ブーチェル"をハムの黒パンで」という要領で御願いするのですが、店員さんが席に持って来てくれる時は何時も「サンドイッチ(сэндвич)、お待たせしました」という感じで登場します。一寸、不思議です。どういうように呼ばれようと、「美味いサンドイッチ」が頂ければ満足ですが。
何となく馴染みなカフェの店員さんに笑顔で迎えられ、直ぐに「サンドイッチなんか在りますかね?」と尋ねました。
すると「在ります。"ナーシ ブーチェル"と言いますが...」と返事が在りました。"ナーシ"は「私達の」ということで、こういう場合は「当店の」という程の意味です。"ブーチェル"なる語が、やや聞き慣れません。多分「当店のサンド」位の命名なのだろうと考えました。
「在るのですね...サンドイッチが...」と言えば、店員さんが言葉を継ぎました。「"ナーシ ブーチェル"ですが、レタスやトマトやチーズが入って、お好みでチキン、フィッシュ、ハムとお選び頂きます。パンは黒パンか白パンをお選び頂くことになります」ということでした。
この説明によれば、3種類のメインな具材(チキン、フィッシュ、ハム)に2種類のパンで、「6種類の選択肢」が在ることになります。頭の中でそんなことを想っていると、店員さんは「時々現れる、実は外国人らしいおじさんに言葉が通じなかった?」とでも思ったのか「レタスやトマトやチーズが入って、お好みでチキン、フィッシュ、ハムとお選び頂きます。パンは黒パンか白パンをお選び頂くことに...」と流暢な英語で言い出しました。この店は、近所のオフィスに出入りしているらしい外国人の来店も多そうな感じの店でもあります。実際、互いに英語を話している人達のグループが来ていたのも視たことが在ります。
そのうち、他の店員さんが「そこに英語のメニューも置いて在ったよね...」と言い出しましたが、筆者は「It sounds good!」(それは好さそうだ)と素早く応じ、「英語もロシア語も、私には外国語で、どちらのメニューでも大差は無い...」と言葉を継ぎ、「チキンの黒パンを所望」と御願いしました。
↓席に着いて、頼んだ飲物を啜りながら待つこと暫しで「サンドイッチ、お待たせしました」と登場したのがこれです。
APR05.jpg↑サクッとした黒パンに、メインのチキンやレタスやトマトやチーズが入っているモノで、2枚のパンで具材を挟んだサンドイッチが2つ在ります。
これがなかなかにボリュームも在り、満足度が高いモノでした。
↓別な日に、「フィッシュの黒パン」というのを頼みました。
APR07.jpg
↑これは肉厚なスモークサーモンが入っていました。
↓更に別な日に、「ハムの黒パン」というのも頼んでみました。
APR08.jpg
↑こちらは厚めなハムで、バルサミコを使って工夫したソースが使われていました。
こういう次第で、俄かに「お気に入り」なサンドイッチに出くわしました。色々と「最近の経緯」という―左腕を負傷した経過が在り、片手で摘まむサンドイッチが非常に食べ易かった...―のも在るのですが、「サンドイッチ好き」を自認する筆者にとって、こういうのは非常に嬉しいことです。
それにしても"ブーチェル"という単語です。「бутер」(ブーチェル)と綴り、「бутерброд」(ブーチェルブロド)が縮まった語であるとのことです。
「бутерброд」(ブーチェルブロド)は、ドイツ語の「Butterbrot」(ブッターブロッド)が転訛した語で、オープンサンドやサンドイッチの意味で用いられるようです。
が、そういうことは後から知りました。ユジノサハリンスクでも、「サンドイッチ」に関しては「сэндвич」 (発音すると「セーンドウィチ」と聞こえる)と綴る方が普通な感で、"ブーチェル"という語はこの店で初めて聞いた感です。
とは言っても、「сэндвич」 (サンドイッチ)というモノや言葉は、或いは「比較的近年に急速に広がった」という面が在るかもしれません。
何度も訪日した経過が在って、最近では他所の方に「今度、日本へ行くつもりで...」と相談されることさえ在る方が在ります。その方が或る日言っていました。「2010年だったと思いますが、稚内へ行った時に、集まっていた人達向けにサンドイッチが用意されました。多分、あの時に初めてサンドイッチを頂いたと思います」とです。その方は、2010年に稚内でサンドイッチを頂く機会が在り、ユジノサハリンスクの色々な店で普通にサンドイッチを売っているようになったのは「その少し後だったと思う」としていました。
パンの上に何かを載せる「オープンサンド」はかなり以前から普通に在ったような記憶も在るのですが、「挟むサンドイッチ」は、1990年代初頭にロシアでハンバーガーが登場して、更に暫らく経ってから普及し始めたというところなのかもしれません。今では方々で普通に「сэндвич」 (サンドイッチ)と称して売られています。
<Наш Бутер>(ナーシ ブーチェル)を売っているカフェですが、御願いする時はメニューに書いて在るように例えば「"ナーシ ブーチェル"をハムの黒パンで」という要領で御願いするのですが、店員さんが席に持って来てくれる時は何時も「サンドイッチ(сэндвич)、お待たせしました」という感じで登場します。一寸、不思議です。どういうように呼ばれようと、「美味いサンドイッチ」が頂ければ満足ですが。
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