氷点下25°Cの早朝にパベーダ広場のヨールカを眺める...(2017年12月20日)

朝、「とりあえず暗い」という状況が午前9時前まで続いているユジノサハリンスクの状態に何となく慣れてしまい、朝から「夜の様な気分...」で戸外に出ることに抵抗感のようなものは感じなくなりました。

朝から戸外に出る場合、何となく窓から戸外の積雪の様子を伺い、「湿っている?」(=積雪期としては高めな0°Cを挟むような気温)、「"乾いて"いる?」(=雪がサラサラになる、氷点下5°Cやそれ以下の気温)を視てみます。今朝は「雪がサラサラになる、氷点下5°Cやそれ以下の気温」と見受けられました。

そう思いながら戸外に出てみれば、「確かにやや低温である」と思えました。そして、少しだけ歩くと、手や指が多少冷たくなって来ました。

「来たか?!」と思いました。氷点下10°C、或いはそれ以下になると見受けられる現象です。が、驚いたのはそういう変化が感じられるのが「速い!?」と思えたことです。「更に出来るようになったな...」と何処かのアニメで聞いたようなフレーズが頭に浮かびながら、寒さに抗って戸外を歩きました。

↓辿り着いたパベーダ広場の辺りです。
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↑「準備中」であったヨールカを視ていましたが、いよいよ灯りが入りました。<戦史博物館>の目立つ建物を背景に、なかなかに見栄えがします。

現在、サハリン州政府の本庁舎は嘗て<サヒンツェントル>と呼ばれていた大きなビルで、庁舎前に大きな広場も在ることから、<知事のヨールカ>とも呼ばれる州政府関係で仕切っている大きなヨールカがそこに飾られています。が、<サヒンツェントル>と呼ばれていた大きなビルが州政府の本庁舎になる以前には、パベーダ広場のヨールカが<知事のヨールカ>と呼ばれていたそうです。「知事の」という冠は取れましたが、大きなヨールカを飾る習わしは残ったということになります。

↓パベーダ広場は、<戦史博物館>の他に壮麗な大聖堂も聳え立っていて、何か凄く独特な雰囲気が在ります。
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↑パベーダ広場のヨールカに施された電飾は、視ていると「かなり素早い」感じでドンドン色や柄が変わります。

↓大聖堂や<戦史博物館>の側に廻り込んでヨールカを眺めました。
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↑「夜の様な気分...」になる光景ですが、少しずつ「街の朝の動きが始まる」という感じで行き交う車輛が徐々に増えました。

そういう様子を視ていると、足の爪先が「やや冷たい?」と思えるようになりました。"冬用ショートブーツ"というような靴を履いていて、これまでそういう具合に「爪先が冷たい?」と思ったことは在りませんでした。

↓ここのヨールカの電飾は赤系の色が入っていないようで、少しクールな見栄えでした。
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↑そんな様子を視ていましたが、「"空気感"がこれまでに無いような気がする...」と感じ始めました。

ヨールカを眺め、路線バスで移動し、朝の気温を知りました。「氷点下25°C」程度だったらしいです。

「ユジノサハリンスクの冬」には「氷点下25°C」は見受けられますが、大概は「最も寒い」と言われる1月後半から2月のことのようです。「12月」の時点で「シーズン最低というクラスの気温」になるのは「やや珍しい」ようです。

厳寒の中でも、ヨールカは輝き、街の人々の安寧と幸せな新年を祈るシンボルの役目を確り果たしていました。

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