新局長就任のご挨拶

令和2年4月10日

4月1日付で東北総合通信局長に就任いたしました田尻 信行でございます。

はじめに、先の東日本大震災で亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表すとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

東北での勤務は初めてとなりますが、ICTを通じた東北地域の問題解決、経済の活性化に企業の方々をはじめいろいろな方々と連携しながら主に以下の点を中心に取り組んでまいります。

まず、ICTを活用した東北地域の課題解決・経済の活性化です。
ICTは様々な場面における課題解決に有用なものです。例えば、今般の新型コロナウイルスの感染拡大対策として、テレワーク等が注目されているところです。
また、今年3月には、高速・大容量・低遅延といった特性を持つ5Gサービスが開始され、いよいよローカル5Gという新たな可能性を開く技術も利用可能となります。
今後、東北地域の課題解決・経済の活性化に貢献できるよう、自治体、企業、大学等と連携をしながら、ICTの更なる活用推進のための支援に取り組んでまいります。

忘れてはならないのが復興支援です。今年度末に東日本大震災10年を迎えます。これまでも復興支援に取り組んでまいりましたが、まだ取り組むべき課題が残っています。今年度は、復興・創生期間の最終年度として、復興支援に引き続き取り組んでまいります。

昨年の台風19号による被害も記憶に新しいところです。地域の安心・安全の確保が第一であり、災害時の情報伝達の重要性に鑑み、電気通信事業者・放送事業者との連携にも取り組んでまいります。

皆様方のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。