報道資料
平成29年9月28日
近畿総合通信局
日本放送協会のFM補完中継局に予備免許
−和歌山県すさみ町内のAMラジオ放送設備に対する津波災害対策−
近畿総合通信局(局長:安藤 英作(あんどう えいさく))は、日本放送協会から免許申請のあった下記のFM補完中継局※(注記)に対して、本日付けで予備免許通知書を交付しました。
これは、すさみ町に設置されているAMラジオ放送局のFM補完中継局であり、津波等によりAMラジオ放送設備が被災した場合においても、NHKラジオ第一放送の番組の聴取が可能となります。
※(注記) FM補完中継局
中波(AM)放送局を補完するために開設される放送局で、これまでは外国波混信対策を目的とするものはありましたが、総務省では「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言を踏まえ、災害対策、難聴対策(都市型難聴、外国波混信又は地理的・地形的難聴)の目的においても開設することができるよう制度整備を行ってきました。
FM補完中継局は、主に地上テレビ放送のデジタル化によって空いた周波数であるV-Low帯域(90〜95MHz)の周波数を使用してAM放送と同一の番組を放送します。聴取には90MHz以上の受信に対応しているFMラジオが必要となります。
予備免許通知書を交付したFM補完中継局の概要
申請者
日本放送協会
送信所
和歌山県西牟婁郡白浜町字安宅(海抜:約380m)
放送局名
NHKすさみ補完R1
電波の型式・周波数
F3E(モノラル)、 91.3MHz
空中線電力
100W
放送区域
別紙のとおり(和歌山県すさみ町及び白浜町の各一部)
放送内容
AM放送(NHKすさみ第一放送:1026KHz)と同一
放送開始予定
平成30年10月頃
FM補完中継局:NHKすさみ補完R1の放送区域図
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