「無印良品」唐津にオープン!9月、まいづるスリーナインの隣 初の木造店舗
宮崎勝
初の木造店舗として9月にオープン予定の「無印良品 唐津」(仮称)=唐津市町田
国内外で「無印良品」を展開する良品計画(東京、堂前宣夫社長)は、唐津市町田に「無印良品 唐津」(仮称)を9月6日予定でオープンする。無印良品で初めての木造店舗で、現在ある県内店舗では佐賀市のゆめタウン佐賀に次いで2店舗目になる。
神田バイパス沿いで、2023年5月に現地で建て替えた「まいづるスリーナイン」の隣接地にオープンする。良品計画の中期経営計画には国内の店舗開発について「地元で支持されている(売り上げ)20億円超の食品スーパー隣に出店」とある。品ぞろえなどについて、同社は「調整中」としている。
木造平屋建てで、延べ床面積は2430平方メートル。設計施工したグループ企業「MUJI HOUSE」と良品計画は、23年5月に農林水産省と建築物木材利用促進協定を締結。唐津店と同時期に大分県日田市でも木造店舗がオープン予定で、両店で723立方メートルの木材を使用。唐津では佐賀市や神埼市の地域材を外壁に使っている。
本体工事は完了し、延べ床面積2千平方メートル以上の大規模木造建物で、国内初の「ZEB」認証を取得している。ZEBは「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」の略称で、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことをいう。
耐震性能に優れた木造ラーメン構造である「SE構法」で大規模店舗を実現し、省エネ・創エネ技術を組み合わせることで、4段階あるZEBのうち、最も厳しい基準を満たしている。(宮﨑勝)
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