第4回タケノコ堀りと収穫祭〜城山国有林竹繁茂防止対策〜(平成28年4月23日)
平成28年4月23日(土曜日)、岩国市横山地区において、自治会の皆さんにより「タケノコを食べよう」が開催されました。
このイベントは、地域の人達に竹林の現状を理解してもらうため平成25年から毎年行われており、今年で4回目の開催となります。
山口県内の竹林面積は全国で4番目の広さです。以前は竹材やタケノコの生産が盛んに行われていましたが、近年ではプラスチック製品の普及や輸入タケノコの増加により、竹林は放置され、周囲の森林や農地、住宅などに拡大するようになりました。イベントの開催された横山地区や隣接する城山国有林でも竹林は拡大し、森林の機能低下や住宅環境の悪化が問題となっています。
イベント前の4月20日(水曜日)、地域の皆さんとともに、竹林に生えたタケノコを、鍬や鎌を使ってひとつずつ除去ました。
大きくなった竹を伐採するのは大変な作業ですが、タケノコのうちに除去することで、竹の勢力をおさえることが期待できます。
手頃なサイズで食べられそうなタケノコは地域の皆さんによりその場で茹でられ、イベント当日の参加者に振る舞われました。
4月23日(土曜日)のイベント当日には大人・子供併せて約70名もの皆さんにお集まりいただき、山口森林管理事務所からは竹にまつわるお話や、オリジナルの手作り紙芝居を上演しました。今回の紙芝居は「日本の木を使おう」という作品で、間伐や地域の木材を活用する大切さをたくさんの子供たちに学んでもらえたと思います。
イベントが開かれた当日は好天にめぐまれ、タケノコ料理に舌鼓を打つ大人や竹とんぼで遊ぶ子供たちの笑い声が会場広場に響きました。
お問合せ先
山口森林管理事務所
ダイヤルイン:050-3160-6155
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