城山国有林で希少野生動植物種保護支援員研修会が開催されました(平成27年11月15日)
平成27年11月15日(日曜日)秋晴れのもと、希少野生動植物種保護支援員研修会(環境学習講座「照葉樹林を歩こう」)が山口県岩国市に所在する城山国有林で開催されました。
「希少野生動植物種保護支援員」とは、山口県が野生動植物の保護や保全、普及啓発活動に協力いただける県民の方を登録するもので、現在約800名の方々が支援員として登録され、県内各地でさまざまな活動を行っています。今回の研修会は支援員の方々の資質向上を図るために公益財団法人山口県ひとづくり財団が主催したもので、当所からも講師として所長と岩国森林官が参加しました。
当日は見聞を広めようと支援員16名の参加があり、午前中は岩国市中央公民館で講義が行われました。山口県自然保護課から支援員の役割について、古市節分草保存会の方から節分草自生地の保全活動についてわかりやすく丁寧な説明がありました。当所も1時間の枠で前半は所長から山口森林管理事務所の業務内容について、後半は岩国森林官から城山国有林の植生等について説明しました。参加者は皆熱心で質問も多数あり、1時間では足りない程でした。
山口県職員による支援員に関する説明山口森林管理事務所長による業務内容の説明岩国森林官による城山国有林の植生の説明
午後は城山国有林で照葉樹林の観察会が行われました。講師である森林インストラクター山口会の方の話は樹木はもちろんのこと、気候、土壌、動物の骨等多岐にわたり、昆虫の体に生える茸の標本も見せていただきました。
今日の研修会は日本の四季の素晴らしさ、花鳥風月の奥深さを知り考えさせられる良い1日となりました。(岩国森林官早田慎司)
城山国有林での照葉樹林の観察会の様子観察会でインストラクターが植物等の説明をしている様子
お問合せ先
山口森林管理事務所
ダイヤルイン:050-3160-6155
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