ノウサギの捕獲と防除対策(N型誘引捕獲わな、ツリーシェルター)、低コスト省力造林の取組(冬下刈)の現地検討会を開催しました(令和5年10月31日)
令和5年10月31日(火曜日)滑山国有林10ほ林小班外において、ノウサギの捕獲と防除対策(N型誘引捕獲わな、ツリーシェルター)、低コスト省力造林の取組(冬下刈)の現地検討会を開催しました。当日は天候にも恵まれ、中国四国農政局・森林整備センター山口水源林整備事務所・山口市・住友林業フォレストサービス(株)及び山口森林管理事務所職員、総勢18名が参加しました。
現地検討会では、所長のあいさつの後、近年のノウサギの被害状況や滑山国有林で取り組んでいるノウサギ被害の防除対策、防護柵とツリーシェルターを設置する際のコスト比較や設置コストの低減策、ツリーシェルターを設置した場合と、しない場合の成長の違いについて説明した後、和歌山森林管理署が考案したN型誘引捕獲わなについて、わなの設置や捕獲方法について説明をしました。場所を変え、低コスト造林(冬下刈)についての事例等を紹介し、国有林を含む民有林での活用に向けての課題等について意見交換を行いました。
参加者からは、ノウサギの被害対策における防護柵設置についての問題点やツリーシェルターの材質や撤去時期、有害鳥獣捕獲の手続きや捕獲後の処理等について質問がありました。冬下刈については、「夏の猛暑の中での作業に比べ冬に行うことで体の負担が軽減されるなどメリットがある」等の意見が出されました。
最後にご回答頂いた現地検討会に関するアンケートでは、「保護の観点から有害鳥獣の駆除は必要である」「冬下刈については、労力の負担軽減等から検討したい」等意見を頂き、今後の現地検討会で希望するテーマでは、作業道の作設やスマート林業、ドローンを活用した省力化などが出され、貴重な意見を頂き現地検討会を終了いたしました。
N型誘引捕獲わなの説明の様子R4年度冬下刈箇所
参加者からの質問の様子ツリーシェルター現地説明
意見交換の様子冬下刈の説明の様子
お問合せ先
山口森林管理事務所
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