低コストに係る技術の確立と普及における現地検討会の開催(平成30年12月19日)
平成30年12月19日(水曜日)、島根森林管理署、広島北部森林管理署、広島森林管理署、山口森林管理事務所の四署(所)合同による「低コストに係る技術の確立と普及における現地検討会」を山口森林管理事務所管内の滑山国有林(山口市)において開催しました。
当検討会は隣接県に跨がる共通の課題を共有するとともに、課題の解決に向けた取組を目的として実施されているもので、島根県、広島県および山口県を管轄する四署(所)と、各県の担当者等43名が参加し、近年は作業道を活用した高性能林業機械による集材が主体となっていますが、今後、地理的条件などで架線による集材も検討しなければならないことも想定されることから、実際の作業状況や当所において実施した成果などについて担当職員が説明しました。
参加者には実際の架線集材を見るのが初めてという方もいて、木材が搬出される様子を興味深く観察していました。また、架線を使って伐採跡地にコンテナ苗を運搬する様子も見ることができました。
意見交換会では各県の担当者から架線の架設に係る期間についての質問や、架線集材による一括発注を検討した理由などについて活発な意見が出され、有意義な意見交換となりました
意見交換後には集材機の観察や、集材に使用する滑車に直接触れてその重さを体感されるなど、思い思いに実際の架線集材現場を確認していただくことができました。
当日は山口新聞の記者も現地に訪れ、初めて見る架線集材に興味を持たれた様子で熱心な取材をされていました。
今後も現地検討会などの機会を通じて、民有林、国有林が連携し技術や情報の提供を行うなど、同じ地域課題に取組み解決していければと考えるところです。
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