新緑の滑山国有林飯ヶ岳トレッキング(平成30年5月20日)
平成30年5月20日の日曜日、山口市徳地にある森の案内人の会主催の『新緑の滑山国有林飯ヶ岳トレッキング』が滑山国有林で行われました。飯ヶ岳は山口市(旧徳地町)と周南市(旧鹿野町)の境に位置しており、標高は937mと滑山国有林では最も高い山です。22名の参加者は森の案内人の会のスタッフを中心に4つの班に分かれ、そろって飯ヶ岳山頂を目指しました。 開会式
登山口で滑山の説明をする森の案内人
トレッキングコースは標高差約300m、全長約3.7kmで登山口から歩いて10分ほどで希少なアカマツである『滑マツ』に会うことが出来ます。参加者はスタッフから滑マツの説明を聞いた後、直接木に触れることで滑マツの大きさを全身で実感しながら、「滑マツはあとどれくらい成長するの?」といった滑マツについての色々な質問がされ、とても興味津々な様子でした。
滑マツの看板前での説明
滑マツと相撲
新緑に囲まれた歩道を歩きながら、左右に見える滑マツを眺めつつ山頂を目指して進み、途中で植物や小動物を見つけてはうれしそうに写真を撮っていました。
この辺りの森林には、ブナ・ミズナラ・ホオノキなど多種多様な木が存在し、森の豊かな環境が作り出す清涼な水が勢いよく谷を流れており、森林の恵みを身をもって体験できる良い機会だったのではないでしょうか。
滑りやすい沢では、ロープを持って!!
本州最西端ブナの天然林
当日は快晴で時折、涼しい風が吹くという好天に恵まれ、参加者全員が無事に飯ヶ岳に登頂することができました。
山頂では360度見渡すことができる絶景を眺めながら昼食を楽しみました。今回の参加者の中で親子で参加した小学生の男の子からは、「お父さんと山で食べたお弁当がおいしく、また参加したい。」との声が。その他にもリピーターや初めての方もいらっしゃいましたが、「面白かった」「ガイドの案内が聞き取りやすかった」といった感想をいただきました。
[画像:飯ヶ岳山頂]
これからもこうしたイベントを通じて、少しでも森林の魅力や滑山国有林と滑マツのことを知っていただければ幸いです。
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