令和元年度国有林モニター会議(山口県)の開催
近畿中国森林管理局では、国有林について地域の皆様の理解を深めるとともに、情報・意見の交換を図り、ご意見やご要望を国有林野行政に役立てることを目的として、管内63名の方に「国有林モニター」をお願いしています。
今年度の「国有林モニター会議」として、令和元年9月28日(土曜日)、山口県にある城山国有林(岩国市)で現地見学会と意見交換会を開催し、13名の方にご参加いただきました。
現地見学会では、まず景観に配慮した等高線伐採を実施している複層林施業指標林や、森林空間利用モデル林を借景とした錦帯橋の様子を遠望しました。モニターの方々は、景観を守るための施業の工夫等について大変興味を示されていました。
ロープウェーで城山の山頂まで移動した後、社寺等の屋根の材料となる檜皮(ヒノキの樹皮)の採取が行われている檜皮採取試験箇所で説明を行った際には、一般の方々にはあまりなじみのない施業であることから、モニターの皆様からも様々な質問をいただきました。その後、治山ダムの様子等をご覧いただきながら森林空間利用モデル林を徒歩で下り、現地見学会は終了しました。
昼食の後、城山の麓にある会場にて意見交換会を開催しました。国有林モニターの皆様に、実際に施業箇所を視察した感想や国有林野行政へのご意見等を伺いました。地元で森林・林業のために活動をしたい、あるいは既にしているという方も多く、行政に求める施策等に関するご意見や、国有林野行政についての励ましの言葉をいただき、国有林への関心・熱意の強さを改めて感じる会議となりました。
等高線伐採した複層林施業指標林を遠望
等高線伐採した複層林施業指標林を遠望
錦帯橋の借景となっている森林空間利用モデル林を遠望
錦帯橋の借景となっている森林空間利用モデル林を遠望
檜皮採取試験箇所の見学
檜皮採取試験箇所の見学
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