森林共同施業団地
森林共同施業団地とは、国有林に隣接する民有林の森林所有者と国有林が路網整備や森林整備等に関する協定を結び、それぞれが所有する森林の施業を連携して一体的に行うことを目的に設定する森林のまとまり(区域)です。国有林野事業では森林共同施業団地を設定することにより、民有林と国有林を接続する路網の整備や相互利用、連携した施業の実施、民有林材と国有林材の協調出荷等に取り組んでいます。
和歌山森林管理署では平成22年1月21日に「美山地域森林整備推進協定」、平成28年11月18日に「田辺市美しい森林づくり推進協定」を締結し、森林の持つ多面的機能の高度な発揮及び森林資源の循環利用を促進しています。
美山地域森林整備推進協定
美山地域森林整備推進協定は平成28年及び令和3年に更新し、現在は和歌山森林管理署、(国研)森林研究・整備機構森林整備センター和歌山水源林整備事務所、住友林業株式会社、塩路株式会社、紀中森林組合の5者が協定を締結しています。協定区域面積は2,594haです。
本協定を締結したことにより、令和2年度までの11年間で間伐等の森林整備は782ha実行され、29,044m3の木材が利用されました。また、林内路網については28,042m整備されました。令和3年度に更新した協定では、令和7年度までの5年間で476haの森林整備を行う予定です。
美山地域森林整備推進協定書(令和3年度〜)(PDF : 92KB)
美山地域森林整備実施計画(令和3年度〜)(PDF : 93KB)
- 平成22年の協定締結についてはこちら
設定状況(令和3年4月現在)
[画像:施業団地位置図]美山森林共同施業団地の設定箇所位置図
美山地域森林整備推進協定計画図
美山森林共同施業団地の区域図
田辺市美しい森林づくり推進協定
「田辺市美しい森林づくり推進協定」は和歌山森林管理署、(国研)森林研究・整備機構森林整備センター和歌山水源林整備事務所、和歌山県、(一社)わかやま森林と緑の公社、田辺市、市内の4森林組合(西牟婁、中辺路町、龍神村、本宮町)の9者が締結する和歌山県田辺市全域を対象とした協定であり、田辺市全域の森林約92,000haを対象区域として設定しています。
本協定は、協定者間における林業専用道などの既設路網及びその付帯施設である土場を相互に無償で利用できる内容となっており、協定の締結により、これまで施業が困難であった箇所での森林整備や木材の搬出の促進が期待されます。また、連携して路網を計画することにより、無駄を削減した効率的な森林整備や木材の搬出が可能になります。
和歌山森林管理署では今後も協定者とともに、田辺市における合理的な路網の整備や効率的な森林施業の実施等に取り組んでいきます。
田辺市美しい森林づくり推進協定書(PDF : 851KB)
田辺市美しい森林づくり推進協定締結式
田辺市美しい森林づくり推進協定締結式
田辺市美しい森林づくり推進協定位置図
田辺市美しい森林づくり推進協定区域図
お問合せ先
和歌山森林管理署
〒646-0011
和歌山県田辺市新庄町2345-1
Tel:050-3160-6120/0739-22-1460
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