「大阪府及び奈良県ボランティア協会現地研修会」が開催されました
大阪府及び奈良県砂防ボランティア協会による「土砂災害に関する現地見学会並びに斜面判定士の現地研修会」の取組として、同協会主催の現地研修会を、令和5年11月29日に和歌山森林管理署が実施する紀伊田辺地区民有林直轄治山事業の上秋津区域において行いました。
当日は、大阪府及び奈良県両協会の会員総勢79名が参加する中、紀伊田辺地区民有林直轄治山事業の概要や上秋津区域での治山対策の概要等を説明した後、今年度の事業実施箇所のドローン映像をモニターに映しながら、治山工事の様子について紹介しました。
また、協会の研修会講師である東京農工大学名誉教授の石川芳治氏からは、上秋津や周辺地域で発生した明治22(1889)年の大水害の話を基に、地すべり地において大規模崩壊に伴い形成された天然ダムとその決壊によって生じた激甚な災害についての講義がありました。
質疑応答では、地すべりブロックの変動傾向や集水井による地下水の排水対策等に関する質問があり、上秋津区域の治山対策について高い関心が寄せられました。当署では、今後も各治山事業の実施に当たり、地域の安全・安心を確保するため流域治水と連携した取組を推進するとともに、情報発信を行っていくこととしています。
大阪府及び奈良県砂防ボランティア協会現地研修会(PDF : 5,263KB)
お問合せ先
和歌山森林管理署
担当者:総括治山技術官
ダイヤルイン:050-3160-6120
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