就業体験実習を実施しました
岡山森林管理署では、令和6年9月24日(火曜日)〜9月26日(木曜日)の3日間、就業体験実習として、岡山大学から1名の実習生を受け入れました。
初日の午後は、当署の管内概要等について署長から説明を行った後、津山市内の国有林に移動し、山腹工事を施工中の現場を見学しました。施工箇所は急峻な岩場であり、厳しい環境での施工に実習生も驚いた様子でした。
2日目の午前中は、吉備中央町内の立木販売箇所で木材搬出作業を見学し、事業者から木材搬出の方法や現場で苦労している点等について説明を受けました。また、高性能林業機械のプロセッサの仕組み等についても、実物を見ながら丁寧に説明を受けました。実習生は、プロセッサを見たことはあったそうですが、こんなに間近でじっくり見たのは初めてとのことで、興味深く説明に聞き入っていました。
午後からは、岡山市内にある金川・津賀森林事務所に移動し、森林官業務について学習しました。初めに、森林官の業務内容について森林事務所内で説明を行い、その後、事務所近くの国有林に移動し、首席森林官の指導の下、境界巡検業務を体験しました。国民の貴重な財産である国有林野を管理する上で、境界標を保全・管理することの重要性を学んでいただきました。
3日目の午前中は、造林事業における獣害対策について学習するため、津山市内の国有林へ移動し、シカ防護柵を見学しました。また、防護とともに重要となっているシカの個体数管理についても説明し、林野庁職員が開発した小林式誘因捕獲法についても、実演を交えながら紹介しました。
午後からは署に戻って、署内の若手職員らと意見交換を行いました。実習生からは、公務員試験や林野庁を選んだ動機などに関する質問があり、活発な意見交換がなされました。3日間を通して、終始真面目に実習に取り組む姿はとても好感が持てました。
当署では今後も、学生の学習意欲の喚起や国有林野事業及び林野行政に対する理解を深めていただくために、就業体験実習に積極的に取り組むこととしています。
[画像:山腹工事施工箇所の見学] [画像:立木販売箇所の見学]
【山腹工事施工箇所の見学】 【立木販売箇所の見学】
[画像:境界巡検業務] [画像:シカ防護柵の見学]
【境界巡検業務】 【シカ防護柵の見学】
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