林木育種センター関西育種場を視察しました
令和5年12月19日(火曜日)、当署と森林技術・支援センターは、職場内研修の一環として、現在注目されているエリートツリーや花粉症対策苗木等の育種技術の知識を高めること等を目的に、林木育種センター関西育種場を視察しました。初めに、古藤場長から関西育種場の概要について説明いただいた後、3班に分かれて約20haに及ぶ広大な場内のうち、主な事業箇所を視察させていただきました。具体的な視察箇所は、「挿し木高速増殖用温室」「苗畑」「原種園」「林木ジーンバンク事業」「エリートツリー等の開発」「無花粉スギの開発」の6箇所です。
エリートツリーの開発では、精英樹(※(注記))の中から、さらに成長・材質に優れた育種材料を選抜することや、現在、花粉症対策も考慮するため、花粉が少ないエリートツリーの開発が必要になっていることなどの説明がありました。
また、無花粉スギの開発では、無花粉スギ品種と、成長や材質等に優れた精英樹等との人工交配により、成長や材質等に優れた無花粉スギの開発を進めているとの説明がありました。
関西育種場は当署から車で30分ほどの距離にありながら、普段の業務では育種場へ行く機会も滅多になかったことから、今回の視察は育種場の事業内容や林木育種の技術を知るよい機会となりました。30名余りの職員の視察をお受入れいただきました関西育種場の皆様、大変お世話になりました。
※(注記)精英樹
成長がよく、幹がまっすぐで、病気や虫の害がない、優れた樹木のこと。
[画像:古藤場長による概要説明] [画像:苗畑の視察]
【古藤場長による概要説明】 【苗畑の視察】
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岡山森林管理署
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