令和元年度三重森林管理署請負事業体等労働安全会議が行われました
令和2年2月7日、三重森林管理署会議室において請負事業体10社、三重労働局、林業・木材製造業労働災害防止協会(林災防)、三重森林管理署職員の計30名が集まり、令和元年度三重森林管理署請負事業体等労働安全会議を開催しました。
開催にあたり三重森林管理署長から「請負事業体には安全について今一度考えてもらい絶対災害をださないという強い意志をもって事業を行っていただきたい」との挨拶がありました。
講話では、三重労働局渡邉健康安全課長より三重県内の労働災害状況が報告され、林業における過去10年の災害内容の分析結果では、30代、40代が多く、経験年数10年以上が多いとの結果だったとの報告がありました。そして、林業事業においては重大な事故につながる可能性が高いため、細かなヒヤリ・ハットへの対処が大切ですとの話があり、事業における災害対策について意識の向上につながりました。
会議風景
三重労働局講話
林災防東海北陸支部平松安全管理士からは、伐倒時の受け口、追い口等の説明がされ、伐倒方向の決定、つるを残すことによる退避時間の確保等を徹底し伐倒時の安全を確保してほしい。また、林業の現場の事故は、お互いの距離が近いため発生することが多いのでお互いの距離を十分に確保し事業を行ってもらいたいなどの話がありました。
林災防講話
意見交換会
意見交換会では、各事業体から安全の取組み事例や安全チェックシートの紹介、三重署から国有林の重大災害概要、安全パトロール結果の報告等を行いました。その後の質疑では、林業従事者減少への対策、熱中症対策、チェーンソー補講講習内容についてなど、さまざまな質問・意見が交わされました。
三重森林管理署では、こうした会議を開催し各請負事業体における安全を十分に確保できるよう働きかけていきます。
お問合せ先
三重森林管理署
TEL:050-3160-6110