林業普及指導員等を対象とした現地検討会を実施しました。
10月15日(月曜日)、いなべ市悟入谷国有林等において、三重県の林業普及指導員等を対象とした現地検討会を開催しました。当日は晴天の下、三重県の林務担当者、三重県林業研究所や三重森林管理署等の職員延べ19名が参加し、国有林の現地視察および意見交換会を行いました。
樹齢117年のヒノキ高齢林視察 [画像:丸太の荷下ろし作業]
午前は、森林共同施業団地の協定相手でもある岐阜県森林公社とともに、ヒノキ高齢林分(樹齢117年)や、民有林の山元土場で積み込んできた丸太を中間土場で荷下ろしする作業を見学しました。現地では、今年度9月に締結された「民有林と国有林が連携した林産物の安定供給システム販売に関する三者協定」についても説明があり、参加者は今までの森林共同施業から更に一歩進んだ取組を、興味深く聞いていました。
午後は、今年度植栽事業、シカ捕獲事業を行っている場所の視察から始まりました。今年度植栽事業地では、実際に作業を行っている請負事業体の方の意見を聞いたり、ツリーシェルター設置作業の様子を見学したりし、活発な意見交換を行うことができました。
[画像:コンテナ苗] ツリーシェルター設置作業の見学の様子
その後、立木の売買契約を行った皆伐箇所の搬出状況などの見学をした後、平成30年度の植栽を行った箇所でのコンテナ苗の生育状況確認をしました。植栽事業地では、三重森林管理署職員から平成30年度と令和元年度の獣害防護柵の設置方法の違いによるコスト比較の説明や、三重県林業研究所や近畿中国森林管理局からのコンテナ苗に関する情報提供も行われ、現地検討会は終了となりました。
[画像:搬出中の皆伐箇所の状況] 平成30年度植栽のコンテナ苗の生育状況
三重森林管理署では、今回いただいたアンケートでの意見も参考にし、市町や林業事業体への技術的な支援の充実や情報発信に取り組んでいきます。
お問合せ先
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