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令和元年度悟入谷・古野裏山地域における森林共同施業団地の連絡調整会議が行われました

令和元年6月21日、岐阜県海津市役所において森林共同施業団地の関係者が34名(うち民有林関係者26名)集まり、令和元年度の森林共同施業団地(悟入谷・古野裏山地域)連絡調整会議を開催しました。

連絡調整会議の開催にあたり、三重森林管理署長から日本の林業も新たな税や法律の下、大きく変わる節目にあり国有林としても一層民有林との連携を図っていく旨の開催挨拶がありました。

森林共同施業団地の平成30年度の森林整備実績、令和元年、令和2年の事業計画について事務局(三重森林管理署)から報告、説明がありました。また、近畿中国森林管理局で初めてとなる民国連携したシステム販売(協調出荷)について情報提供があり、森林共同施業団地関係者に理解を深めてもらうことができました。

会議開催の署長挨拶
署長挨拶

システム販売の丸太(一般材)(平成30年度)
システム販売の丸太(一般材)(平成30年度)

林道の維持修繕について、木材搬出のために使用している林道が大型運搬トラック等により、損傷していることから注目の集まる内容となりました。本年度は、林道の大型運搬トラック等による損傷箇所について砂利敷き込みで修繕することとなりました。引き続き民有林関係者と連携した路網整備ができないか、民国の今後の森林整備事業量等と調整していくこととしています。

林道損傷箇所林道損傷箇所

会議風景会議風景

ニホンジカ被害対策について、平成30年の捕獲状況について報告があり、捕獲された26頭中15頭がジビエ利用されました。現在、三重森林管理署では従来の囲いわなのほかに植生保護策を利用した新たな捕獲方法、埋設穴にツキノワグマが寄り付かない対策を進めています。

箱わなによるニホンジカ捕獲の様子
箱わなによるニホンジカ捕獲の様子

ニホンジカ被害対策についての説明
ニホンジカ被害対策について説明

会議における意見交換会では、システム販売、木材搬出のために使用している林道の維持修繕、ニホンジカ生息状況調査について、質問・意見が出されました。

三重森林管理署では、こうした連絡調整会議を開催し各関係機関との連携を図っています。悟入谷・古野裏山地域における森林共同施業団地の現地検討会については、11月ごろ現地にて開催予定としています。

また、この悟入谷・古野裏山地域の森林共同施業団地について、林野庁の情報誌のRINYA6月号に掲載されています。
林野-RINYA-令和元年6月号

お問合せ先

三重森林管理署

担当者:森林技術指導官
ダイヤルイン:050-3160-6110

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