令和4年度「近畿中国森林管理局防災訓練(消防訓練)」を実施しました
近畿中国森林管理局では、令和4年度2回目となる「令和4年度近畿中国森林管理局防災訓練(消防訓練)」を実施しました。今回の訓練は、いずれも桜ノ宮合同庁舎に所在する、近畿中国森林管理局と近畿地方環境事務所の合同訓練として実施し、両機関合わせて約150名の職員が参加しました。
今回の訓練では、第1部として避難訓練、第2部として消火及び通報訓練をそれぞれ実施しました。
第1部の避難訓練では、震度6強の地震が発生し、庁舎内で漏電による火災が発生したとの想定の下、庁舎に隣接する毛馬桜ノ宮公園に避難しました。訓練では、消防計画に定める自衛消防隊の本部、消防班、救護班及び警備班が、それぞれの任務を遂行したほか、職員の安否確認を行うなど、実際に避難した場合を想定した実践的な訓練を行いました。
【第1部】自衛消防隊による消火訓練
【第1部】柏原局長へ安否確認の報告
【第1部】毛馬桜ノ宮公園に避難
訓練終了後、大阪市北消防署からは「火災発生時には、逃げ遅れた人やけが人がいないかといった現場での重要な情報を消防にも共有することを心掛けていただきたい。また、庁舎が所在する地域は、南海トラフ地震などの大規模な地震における津波による被害は少ないと想定されているが、大阪市の地下鉄など地下空間では浸水の被害が想定されているので、本訓練を契機に一人ひとりが防災意識を高めていただき、災害時において適切な行動が取れるよう今後も訓練を継続していただきたい」との講評がありました。続いて、柏原局長から「災害はいつ発生するか分からないので、今回の訓練を踏まえ普段の意識向上に取り組んでいくことが重要である」旨の総括がありました。第2部の消火及び通報訓練では、大阪市北消防署の指導の下、消火器の取扱いに関する説明を受けた後、訓練用消火器を用いた消火訓練を行いました。参加した職員は、火元に見立てた的に向かって、真剣な眼差しで消火を行っていました。
その後、通報訓練に移り、119番通報の模擬訓練を行いました。119番(訓練では庁舎内の内線)へ通報した際のやりとりを体験する形で、消防署の誘導による応答の訓練を行いました。応答における消防署の質問は本番さながらの内容であり、緊張感のある訓練となりました。また、災害時の活用を想定し衛星携帯電話の使用方法の説明も行いました。
【第2部】大阪市北消防署による消火訓練の説明
【第2部】訓練用消火器による消火訓練
【第2部】衛星携帯電話の説明
近畿中国森林管理局では、職員一人一人の防災意識を高めるとともに、今回の訓練を通して見られた改善点を教訓として、災害時における迅速かつ適切な対応に引き続き全力で取り組んでまいります。
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