兵庫県立山崎高等学校の国有林見学(令和5年度)
令和5年10月30日に兵庫県立山崎高等学校森と食科の2年生12名、11月13日に1年生31名が国有林で実行中の請負事業等を見学し、国有林野事業への理解を深めました。
<2年生>令和5年10月30日
午前中は、宍粟市一宮町内の阿舎利国有林において、土砂災害のあった個所を復旧している山腹工事の見学を行いました。
当署職員から、工事の概要やさらなる被害拡大を防ぐために、災害箇所を迅速に復旧させる必要性について説明を行いました。
午後は、宍粟市山崎町内の本谷国有林に移動し、皆伐跡地のヒノキ新植作業と、獣害防止防護柵の設置作業を見学しました。
当署職員から、宍粟市はシカの生息数が多く、新植を行う際には獣害防止防護柵の設置が必要なことや防護柵の仕様等の説明を行いました。
<1年生>令和5年11月13日
宍粟市波賀町の赤西国有林に所在する、赤西自然観察教育林で貴重な植物を見学しました。
また、森林鉄道の遺構を見学したり、直径巻き尺を用いてスギの直径を計測しながら樹齢100年以上といわれる先代スギまでの林道を歩きました。
先代スギでは、生徒が幹の周囲を手をつないで囲み、先代スギの大きさを体感しました。
午後には、ツリーシェルターを設置している箇所を見学し、獣害対策を行う必要性等の説明を行いました。
見学中は、各学年とも説明者の話に耳を傾け、真剣にメモを取っていました。
また、事業を間近で見学することで国有林野の仕事を肌で感じることができ、有意義な見学となりました。
今回の見学を契機に林業にさらなる興味を持ち、将来は林業に関する道に進んでもらえることを祈念します。
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