このサイトではJavaScriptを使用したコンテンツ・機能を提供しています。JavaScriptを有効にするとご利用いただけます。
ページID:40302更新日:2023年3月22日
ここから本文です。
山梨県の東部・富士五湖(郡内)地域は、全国でも有数の織物産地です。
その特徴は、『先染め・細番手・高密度』。江戸時代に、独特の光沢や風合いで人々の心をとらえた幻の絹織物『甲斐絹(かいき)』をルーツとしています。現在でも、甲斐絹の伝統技術をしっかりと受け継ぎ、ネクタイ、ストール、マフラーをはじめ、服地、インテリア用生地など、様々な高級生地や製品を生産しています。国産ネクタイの4割はこの郡内地域で生産されています。
郡内織物産地のブランド化を推進するため、産地組合や企業が取り組む様々な取り組みに対して支援を行うとともに、その魅力を発信し、ブランドイメージの確立と販路開拓を図ります。
山梨県絹人繊織物工業組合では、海外の販路開拓を推進するため様々な地域における展示会への出展に取り組んでいます。
直近の海外展示会への出展実績は以下のとおりです。
「MONO JAPAN」は、日本のクラフトやデザインプロダクトに特化した展示・即売会です。山梨県絹人繊織物工業組合で2021年にWEB展示会へ出展し、2022年には現地での展示会に組合内から6社が出展しました。テキスタイル生地だけでなく、製品の海外販路開拓に取り組んでいます。
[画像:MONO JAPAN][画像:MONO JAPAN展示]
[画像:ふじやま織ロゴマーク]
富士吉田織物協同組合が中心となり、富士山の麓で育まれた伝統技術を引き継ぐ「先染め」、「細番手」、「高密度」、「多品種」を特徴とした織物、「ふじやま織」のブランド確立に向けた活動に取り組んでいます。
富士吉田市・西桂町では機織文化が息づくエリアを「ハタオリマチ」と名づけ、伝統や文化を100年後に繋ぐためのプロジェクトを行っています。
「ハタオリマチフェスティバル」など、一年を通して魅力的なイベントが充実しています。WEBサイトで産地の歴史や織物の工程のほか、地域を巡るハタオリマチ観光案内などの様々な情報を発信しています。織物から製品になるまでを発信するムービーコンテンツを見ると、工場の持ち味や製造工程の裏側が紹介され、産地を訪れているかのような工場見学が楽しめます。
産地のイベント、通称ハタフェス。富士吉田市の古き良き街の中で開催する秋祭りです。[画像:ハタフェス]
山梨ハタオリ産地や全国各地から集まった生地製品や古道具のマーケットをはじめ、美味しいフードや音楽会、ワークショップ、街歩きなどが楽しめます。ハタオリマチフェスティバルの目的は、富士吉田市を広くさまざまな人に知ってもらい実際に訪れてもらうこと、さらには産業として1000年以上続く織物産地のこと、そこで働く人たちの息吹を伝えることが大きな軸としてあります。
Instagram @hataorifes
産地のイベントで、アーティストによるテキスタイルをテーマにしたアート展と、産地の歴史や現代のテキスタイルシーンを紐解く産地展の2つを組み合わせたハイブリッド展として開催。
テキスタイルを中心とした地域の産業資源とクリエイティビティを混交し、テキスタイルの創造・普及・活性・継承のためのクリエイションとネットワークを紡いでいくことが目的です。
Instagram @fujitextileweek
富士山(ふじやま)テキスタイルプロジェクトは、織物産地、富士吉田の織物企業と東京造形大学でテキスタイルデザインを専攻する学生のコラボレーションにより、「既成概念にとらわれない新たな繊維商品の開発」をテーマに新商品を開発する平成21年度にスタートした産学官共同開発プロジェクトです。
学生の自由な発想と斬新なデザインをもとに、企業と学生が一緒に製品づくりをしていきます。企業にとっては、学生の自由な発想を自社のものづくりに取り入れることで商品開発や新しい方向性を見つけられる、学生にとっては、実際の生産現場でものづくりを経験できるという点で、双方にメリットのある取り組みとしても注目されています。
東京造形大学ホームページ「富士山テキスタイルプロジェクト」取り組み紹介
[画像:田辺織物][画像:光織物金襴織物による新しい和テイストのカバンの提案][画像:オサカベ片面段ボールをイメージしたアウター生地の提案]
甲斐絹ミュージアムは、山梨県の伝統織物である「甲斐絹」をPRするため山梨県富士技術センターが企画・製作したサイトです。
幻の織物、とも言われる「甲斐絹」の特徴やルーツ、資料として残る生地のアーカイブを画像で見ることができるギャラリー、用語集など、「甲斐絹」についての様々な情報を掲載しています。