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ページID:85561更新日:2019年1月24日

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山梨県情報システム最適化計画について

山梨県では、情報システム数や経費の増加、機能の重複、連携の複雑化など各情報システムの抱える課題に対応するため、「山梨県情報システム最適化計画」を平成26年3月に策定し、情報システムの統合、共通化を行うとともに、開発等に係るルールの標準化、体制の強化を行い、庁内の情報システムの統一的管理を行っています。

1.趣旨等

山梨県情報システム最適化計画の趣旨は、情報システムの経費削減及び業務の効率化並びに情報システムの安定稼動を図るため、情報システムの統合、共通化を行うとともに、開発等に係るルールの標準化、体制の強化を行い、庁内の情報システムの統一的管理を行うことです。

その目的は、経費削減、業務効率向上、安定稼働であり、その基本方針は、情報システムの統合・共通化、その管理態勢におけるルールの標準化・体制の強化となっています。

計画期間は、平成26年度から平成30年度となっています。

2.改善の方向性

山梨県情報システム最適化計画の基本方針を踏まえた主な課題に対する改善の方向性は、次の1.から6.までのとおりとしています。

1.管理態勢の確立

  • 情報部門を中心とした体制及び管理工程プロセス(事前協議及び調達協議の新設等)を整備すること
  • 仕様書等の「標準ドキュメント」を整備し、全庁的に共有すること

2.情報システム基盤の整備・拡張

  • サーバ統合に係るルールを策定し、順次サーバ統合するシステムを拡大すること
  • 統合職員認証等に加え、新たに連携基盤、共通データ管理、統合運用管理の各機能を「共通基盤」として整備し、利用を促進すること

3.運用保守の適正化

  • サーバ統合されたシステムを対象として、統合的な運用管理を拡大すること
  • 既存の運用保守契約の見直しを図り、委託項目の適正化を推進すること

4.業務継続への対応

  • 既存のICT-BCPを全庁的な計画に改訂したうえで、システムごとの「行動手順書」を策定すること
  • 庁内コンピュータ室・サーバ室の環境を調査・診断し、必要な整備等を実施すること

5.ICT人材の育成

  • ICT人材に求められるスキルを明確化し、「ICT人材育成方針」として取りまとめ、必要な施策を推進すること

6.個別システムの見直し

  • 同種のシステムが複数あるシステム(GISやホームページ)について、システムの統合を推進すること
  • 稼働10年程度を経過したシステムについて、個別に再構築に関する方針を整備し、必要と判断されたシステムについて再構築を実施すること

3.主な数値目標

山梨県情報システム最適化計画の主な数値目標は、情報システムの開発経費の15%削減と情報システムの維持管理経費の10%削減となっています。

  • 情報システムの開発経費削減率:(A-B)/A×100
    A:情報システムの開発経費に係る情報システム所管所属の当初見積額
    B:情報システムの開発経費に係る情報政策課の評価額
  • 維持管理経費の10%削減:平成30年度の維持管理経費が、平成20年度から平成24年度までの平均維持管理費の10%減(同一の情報システムで比較)

4.取り組み状況

山梨県情報システム最適化計画に基づき、情報システム開発等に係る新たな協議制度の整備(事前協議、開発協議、調達協議)及びその運用、民間企業経験者の情報システム専門監(任期付職員)の任用、統合サーバの計画的な導入(統合対象となる情報システムのリース期間満了に併せて、第1期、第2期、第3期の3回に分けて統合サーバを導入し、第3期統合サーバに統合対象の全システムが稼働予定)、標準ドキュメント(調達仕様書作成の手引き)等の整備、山梨県ICT人材育成方針の策定及びこれに基づく研修の実施、個別情報システムの再構築の支援等に取り組んでいます。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県DX・情報政策推進統括官 担当:企画・電子自治体担当
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1416 ファクス番号:055(223)1421

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