公安調査庁は,4月26日,オウム真理教施設に対し,次のとおり立入検査を実施した。

(1)野田施設(千葉県野田市三ヶ尾所在)
午前9時27分から午後1時15分までの間
(2)鎌ヶ谷施設(千葉県鎌ヶ谷市南鎌ヶ谷所在)
午前7時56分から午後4時30分までの間

27人。このうち施設内に立ち入った調査官は24人。

今回の検査で4回目となり,4県下延べ6か所に対して実施。
※(注記) 立入検査の通算回数は今回で216回目となり,対象施設数は19都道府県下延べ420か所(実数130か所)。

野田施設は,教団主流派において,独自の手法で製造した粉末飲料等の食品を製造・保管する場所として使用されているほか,修行用衣服の縫製などを行う作業所としても使用されていることが改めて確認された。
他方,鎌ヶ谷施設は,説法を収録したDVDなどを制作する「教材制作部」が置かれているほか,定期的に上祐史浩の説法会が開催されるなど,主に千葉県における上祐派の活動拠点として使用されていることが改めて確認された。