公安調査庁は,オウム真理教施設に対し,次のとおり立入検査を実施した。

○しろまる 大阪施設(大阪市西成区中開所在)
5月15日 午前7時48分〜翌16日午前1時31分

○しろまる 生野施設(大阪市生野区新今里所在)
5月15日 午前7時52分〜翌16日午前6時31分

○しろまる 大阪平野西施設(大阪市平野区平野西所在)
5月15日 午後零時58分〜午後5時30分

延べ42人。このうち施設に立ち入った調査官は34人

今回の検査で6回目となり,6都府県下8か所に対して実施
※(注記) 立入検査の通算回数は今回で160回目となり,対象施設数は19都道府県下延べ301か所(実数116か所)。

大阪施設は,教団上祐派の拠点施設であり,主に近畿地方の在家信徒を指導・教化する場として使用されていることが改めて確認された。
他方,生野施設は,教団主流派の拠点施設であり,近畿,中国及び四国地方の在家信徒を指導・教化する場として,また,大阪平野西施設は,生野施設の信徒の荷物置場等に使用されていることが改めて確認された。
なお,生野施設での物件検査において,立会人となった信徒らが,パソコン画面に表示した信徒の画像について,その写真撮影を拒否したことから,団体規制法第39条に規定する立入検査拒否等の罪により,大阪府警察に対して告発を行った。