公安調査庁は,オウム真理教施設に対し,次のとおり125回目の立入検査を実施した。

金 沢 施 設(石川県金沢市昌永町所在)

6月8日午前7時50分から同日午後3時37分までの間

合計18人(施設内に立ち入った調査官14人)

19都道府県下・延べ209か所(実数104か所)

本施設は,教団内で「金沢道場」と呼ばれ,教団特有の祭壇を備えた道場が設置され,出家信徒数人が常駐して修行するほか,石川県を始めとする北陸地方の在家信徒を指導・教化するための活動拠点及び関連事業体の事務所として使用されていることが改めて確認された。
また,本施設内には,麻原彰晃こと松本智津夫の額入りの写真や同人の著書である「三大教典」を始めとする教団刊行物,麻原の説法が収録されたビデオテープ,DVD,CDなどが多数保管されていたほか,パソコンのハードディスクにも同人の説法ファイルが保存されるなど,教団信徒が依然として麻原に帰依し,同人の教えに従って修行している実態が確認された。