最近の内外情勢 2017年11月
11月5日(日)
中核派が,「全国労働者総決起集会」を開催(東京)。 右翼団体,右派系グループが,トランプ米国大統領の来日を捉え,在日米国公館や同大統領の宿泊先周辺などで街宣活動を実施(〜6日,東京,大阪など)。 トランプ米大統領が14日までのアジア歴訪を開始。5日に来日し,6日に天皇皇后両陛下との御会見や,安倍晋三総理との日米首脳会談,北朝鮮による拉致被害者家族との面会を実施。7日に韓国に移動し,国会での演説(8日)などを実施。中国訪問(8〜10日)では,習近平国家主席と会談。その後,ベトナムでのAPEC首脳会議(10〜11日),フィリピンでのASEAN関連会議等(12〜14日)に出席。
11月10日(金)
ロシアのプーチン大統領が,ベトナム・ダナンで,安倍晋三総理と会談し,北朝鮮問題及び二国間関係などについて協議。北方領土における共同経済活動をめぐっては,2018年春をめどとした事業具体化を目指し,協議を加速させることなどで一致。
11月11日(土)
ロシアのプーチン大統領が,APEC首脳会議後の記者会見で,我が国との平和条約締結をめぐっては,多くの問題があることを指摘した上で,同条約締結を長期的な課題と認識している旨表明。
11月12日(日)
革マル派が,「11.12革共同政治集会」を開催(東京)。
11月18日(土)
中国軍機1機が,沖縄本島と宮古島との間の上空を東シナ海から太平洋に向けて飛行。また,19日には,中国軍機6機が,東シナ海から沖縄本島と宮古島との間の上空を往復飛行。さらに,23日には,中国軍機5機が,沖縄本島と宮古島との間の上空を飛行。このうち,4機は,東シナ海から沖縄本島と宮古島との間を往復飛行し,1機は,太平洋から東シナ海に向けて飛行。
11月20日(月)
米国務省が,北朝鮮をテロ支援国家に再指定。北朝鮮は,22日,外務省(報道官回答)及び朝鮮アジア太平洋平和委員会(報道官声明)を通じ,再指定を「重大な挑発」と非難,撤回を要求。
11月21日(火)
公安調査庁が,オウム真理教・札幌施設に対して立入検査を実施(北海道)。
11月24日(金)
警視庁が,インターネットオークションで落札した軍事転用可能な米国製赤外線カメラ(リスト規制品)1台を経済産業大臣の許可を受けずに中国・香港に輸出(平成28年5月)したとして,中国人留学生の男を外為法違反容疑で書類送検。
11月25日(土)
右翼団体が,「三島事件」(昭和45年11月25日)を記念して,同日を中心に,三島由紀夫と森田必勝を追悼・顕彰する集会や街宣活動を実施(東京,香川など)。
11月27日(月)
公安調査庁が,オウム真理教・越谷大沢施設に対して立入検査を実施(埼玉)。
11月28日(火)
中国海軍艦艇3隻(ジャンカイⅡ級フリゲート2隻,フチ級補給艦1隻)が,宮古島の東約100kmの海域を北西進。その後,東シナ海へ向けて航行。
11月29日(水)
北朝鮮が,平安南道平城付近から大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星15」型1発を発射。高度4,000キロメートルを大きく超え,約1,000キロメートル飛しょうし,我が国の排他的経済水域内に落下。