電気の流れを電流といい、アンペア(A)という単位で表します。
電気を流そうとする力を電圧といいボルト(V)という単位で表します。
電気(エネルギー)が1秒間にする仕事を電力とよび、ワット(W)という単位で表します。
また、電気器具など電気を使う側からすると、電気エネルギーを消費していることになるため、消費電力とよぶこともあります。
これらの関係を式であらわすと、電力(W)=電圧(V)×ばつ電流(A)となります。
たとえば、消費電力が1,000Wのドライヤーをご家庭で使う場合の電流を考えてみましょう。
ご家庭の電圧は、日本の場合、通常100Vですから流れる電流は、1,000(W)÷100(V)=10(A)ということになります。
本当です。周波数は地域によって2種類に分かれています。
家庭用の電気は、交流といって電気の流れる方向が1秒間に何十回も変化しています。この流れの変わる回数を周波数(Hz:ヘルツ)といいます。
日本は静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりを境にして、東側は50ヘル ツ、西側は60ヘルツの電気が送られています。
電気を作る発電機は、明治時代に輸入されました。輸入当初、関東にはドイツから50ヘルツの発電機が、関西にはアメリカから60ヘルツの発電機が輸入されたことから、現在も当時の流れをくむ形で2つの周波数が存在しています。
電気器具には「50Hz」か「60Hz」、あるいは「50/60Hz」と表示されています。
「50/60Hz」と表示されていれば、全国どこでも使用できますが、単独表示のものは、使用地域が限られています。
ヘルツの違いを確認せず誤って使用すると、器具を傷めたり性能を低下させるばかりか、火災の原因にもなりかねません。お引越しや贈りものとして購入されるときは、十分ご注意ください。
そのまま使えるもの | 電気こたつ、電気ポット、電気毛布、電気コンロ、電気ストーブ、トースター、アイロン、電気温水器、テレビ、ラジオ、パソコン |
---|---|
そのまま使えるが能力が変わるもの | 扇風機、ヘアドライヤー、換気扇、掃除機、温風暖房機、ジューサー・ミキサー |
そのままでは使えないもの (部品交換などが必要です) |
洗濯機、タイマー、電気時計、電子レンジ、衣類乾燥機、蛍光灯(インバータータイプは使えます。)、ステレオ、テープレコーダー |