ミーちゃん「キャー、かわい〜。この車〜」
家でゴロゴロ、休日をのんびりエンジョイする子ぐまのミーちゃん。何気なく雑誌を眺めていると、1台のクルマに目が留まったのだった。
ミーちゃん「わたし、くるまに乗るならこんなのがい〜。ちっちゃくって、まるっこくって、スタイリッシュで...。このクルマ、キュートで素敵!」
どうやらたまたま見かけたそのクルマに一目惚れをしてしまったよう。恋多き多感期にはありがちなこと。
ミーちゃん「だけどこのクルマ、何て名前なのかなぁ? どこに売ってるのかしらん?」
そこに現れたのは、ミーちゃんのおともだち、子グマのマーくんだった。
マーくんとミーちゃんは大の仲良し。出会ったのはいまから10年前のとあるイベント。以来、10年来の親友なのである。
マー「ミーちゃんはミニが好きなのか〜。そのクルマはねー。ローバー・ミニというイギリスのクルマなんだよ」
ミーちゃん「へーそうなんだー。ローバー・ミニね......。」
マー「クルマのことなら黄色い顔のニクイヤツ、このマーくんにまかせなさい」
じつはマーくん。クマの世界では知る人は知るクルマ博士。クルマについての知識はお手のモノなのだ。
マー「ローバー・ミニは、名エンジニア、アレックス・イシゴニスの手によって1959年につくられ、41年に渡って基本の姿を変えずに生産され続けた名車。FF駆動方式でありながら、エンジンを横置きにするという世界で初めての構造は以後の大衆車造りに大きな影響を与えたんだ」
ミーちゃん「へー、マーくん、ホントクルマにくわしいのね〜」
マー「エッヘへ〜ン。クマはクマでも、遊園地でクルクルまわっているどっかの黄色いクマとは、できがちがうんですよ、できが」
自信たっぷり胸をはるマーくん。
ミーちゃん「世界で初めてとは。う〜んローバー・ミニ、くわしくはよくわからないけど、ただものではないわね。ますます気にいったぞ〜」
マー「ミニは世界中の若者に人気だからね」
ミーちゃん「わたしこのクルマを見てみたいわ。となれば、さっそく車屋さんに直行よ。マーくんどこに売っているの?」
マー「ところがいまこのクルマ、すでに生産されていないんだよ」
ミーちゃん「えー、じゃあもう買えないの〜。つまんないのぉー」
マー「ところがどっこい。ちゃ〜んと買うことも出来るんだよ〜!」
ミーちゃん「はにゃぁ〜〜〜????」
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