じゅうぶんな熱中症対策で健康で安全な夏を!
昨今、気候変動の影響で世界的に気温が上昇しており、熱中症の危険性が高まっています。
これを受け、日本赤十字社で新たに開始した取り組みの1つを紹介いたします。
「赤十字WEBCROSS電子講習室」新規ページ追加
「赤十字WEBCROSS電子講習室」は、日本赤十字社が実施している5つの講習のうち4つの講習※(注記)について、重要なポイントを動画とクイズ形式で学習できるウェブサイトです。
熱中症対策については、令和7年6月1日の労働安全衛生規則の改正により職場における熱中症対策の強化が義務付けられるなど、これまで以上に対策の動きが広がっているところです。
こうした状況を踏まえ、このたび、同サイトに「熱中症」に特化して基礎知識から予防方法、万が一発症した場合の対応についてやさしく学べるよう、特集ページを新設いたしました。
※(注記)4つの講習:「救急法」「水上安全法」「健康生活支援講習」「幼児安全法」
熱中症は対策が非常に重要で、「予防でゼロにできる」とも言われている傷病であることから、本ページをぜひご覧いただき、日頃の熱中症対策にご活用ください。
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押さえておきたい熱中症予防のポイント
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- 屋外では日陰を選び、屋内では扇風機や空調(エアコン)などを使用します。
- 濡れたタオルなどでこまめに汗を拭き、吸汗・速乾素材や通気性のある衣類、帽子を着用するなど工夫し、暑さを回避します。
- 喉が渇いた時はもちろん、喉が渇く前、あるいは暑いところに出る前からこまめに水分を補給することが必要です(アルコールは体内の水分を排泄するので、特に注意が必要です)。
- 急に暑くなる日に屋外で過ごしたり、久しぶりに暑い環境で活動する場合は熱中症になりやすいので注意が必要です。暑さに徐々に慣れる工夫が必要です。
- 日頃から運動で汗をかく習慣を身につけて、暑さに備えた体づくりを心がけます。
- 疲労や睡眠不足、肥満、慢性疾患、薬剤服用など個人の条件も考慮が必要です。
- 個人の予防努力に加えて、集団活動の場ではお互いに配慮する必要があります。