いのちと健康、尊厳を守る地域づくりへの貢献
少子高齢化が加速しているわが国では、今後さらに働き手が減少することから、自治体による公益サービスや民間事業によるサービスの縮小が予測され、暮らしを支えるさまざまな機能の低下が危惧されています。
安全・安心な生活を守るためには、これまでのような、「支える側」、「支えられる側」の立場を超えて、地域での「つながり・支えあい」の力を高め、お互いに支えあうことができる地域づくりが必要となります。
日本赤十字社の各支部では、さまざまな事業を通して、地域の皆さまとのつながりを大切にしています。救急法や健康生活支援講習等の講習や防災セミナーでは、いのちと健康、尊厳を守るための知識や技術の普及に努めています。また、赤十字奉仕団や青少年赤十字奉仕団の仲間が、地域に根ざした活動を行っています。
活動の一事例として、令和7年7月5日に日本赤十字社沖縄県支部で開催した、「赤十字ふれあいフェスティバル2025」の様子をご紹介します。
このイベントは、沖縄県下の赤十字施設(支部・病院・血液センター・福祉施設)が企画から運営まで行っています。赤十字の活動を知っていただくとともに、住民の方同士のつながりを深める機会となっています。
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赤十字クイズ大会
クイズ大会は大盛況で、正解が出るたびに歓声が上がりました。沖縄初上陸のハートラちゃんも、会場の熱気をさらに盛り上げてくれました。
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「AED体験」コーナー
突然の事故や病気で心臓や呼吸が止まったとき、何ができるかな?子どもも大人もAEDの使い方や胸骨圧迫を熱心に学ぶ姿が印象的でした。
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「きっず救護班体験」コーナー
救護服がバッチリ決まった"きっず救護班"が、足をケガした赤ちゃんのもとへ急行し、丁寧に手当てをしました。
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「聴診・血圧測定体験」コーナー
聴診器で胸の音を聴いたり、血圧を測って脈を感じたり、からだのしくみを楽しく学びました。
沖縄県支部の詳しい活動内容については、以下のURLからホームページをご覧ください。
https://www.jrc.or.jp/chapter/okinawa/
日本赤十字社は、これからもいのちと健康、尊厳を守る地域づくりにつながるよう、各地域の皆さまとともに活動します。