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「きぼう」や「HTV-X」が拓く次のステージ

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国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟では日々新しい実験が行われています。また、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)を進化させた「HTV-X」の開発が進行しています。これまで数々のミッションを通して獲得した日本独自の技術や知見を生かし、日本そして世界のために、宇宙での活動拡大と国際宇宙探査を戦略的に進めていきます。

「きぼう」や「HTV-X」が拓く次のステージ

宇宙環境の利用について

地上約400km上空を飛行している国際宇宙ステーションでは、宇宙飛行士が滞在し、さまざまな科学実験などを行っています。「きぼう」日本実験棟には、実験棟船内での実験に加え、船外(=宇宙空間に実験機器をさらした状態)で実験が可能となる他国の設備にはない特徴があります。

新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)は「こうのとり」の後継機として開発中の無人宇宙船です。

地上とは異なる環境を最大限活用することで、新たな物質材料の研究開発や医学生物学における事象解明などにつながるなど、さまざまな研究開発を行っています。

2022年度13年ぶりに宇宙飛行士候補者の募集を実施し、2024年10月にJAXA宇宙飛行士として2名を認定。現在、JAXAには7名の宇宙飛行士がいます。

JAXAでは「きぼう」の民間利用を進めています。その第一弾として、超小型衛星を「きぼう」から放出するサービスの民間事業者にSpace BD 株式会社及び三井物産株式会社を選定(2018年)。放出枠の7割を移管しました。さらに第二弾として、「きぼう」の船外実験装置の1つ中型曝露実験アダプター(i-SEEP)を利用したサービスを提供できる民間事業者にSpace BD 株式会社を選定しました(2019年)。民間ならではのアイデアにより、「きぼう」を利用したサービスを国内外に広く提供いただくことで、更なる民間利用そして利用需要の拡大につなげていきます。

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