原子燃料サイクル
使用済燃料の管理
原子力発電所の使用済燃料って何? 原子炉の中で核分裂をして熱を出し、使い終わったウラン燃料のことです。ウラン燃料は、原子炉の中で核分裂をしながら熱を出し、その熱で蒸気をつくりタービンを回し、電気をつくるのですが、ウラン燃料は数年で使い終わり、交換されていきます。 これら発電に使用した後の燃料を使用済燃料と呼んでいます。
ウラン燃料のしくみ
ウランを原子力発電の燃料として使うために、
- 核分裂しやすいウラン235の割合を高めた濃縮ウランの酸化物(UO2)の
粉末を焼き固めて
『ペレット』にします。 - ペレットは金属でつくられた被覆管に詰めて『燃料棒』にします。
- さらに燃料棒をまとめて『燃料集合体』にします。
ペレット1個で、家庭で使う電気の約6〜8ヶ月分がまかなえます。
ペレット1個で、家庭で使う電気の約6〜8ヶ月分がまかなえます。