歴史・経緯


「日本人の国民性調査」は、統計数理研究所が行っている統計調査の一つで、日本人のものの見方や考え方とその変化を、社会調査によってとらえようとするものです。

調査が始まったのは、戦後間もない1953 (昭和28) です。その後5年ごとに調査を繰り返し、初回から数えて60年目の2013 (平成25) には第13次調査を行いました。これらの調査は、基本的には同じ調査手法・同じ質問項目で実施しています。

継続調査としての国民性調査のねらいは大別して二つあります。第一は、長期にわたる継続質問項目によって、日本人のものの考え方の変化の様相を明らかにすることで、第二は、従来との継続を図りながら、将来の新しい動向を探り、それに備えることです。このため毎回、新しい調査項目や必ずしも継続的に調査はしていないが過去に質問したことのある項目も調査しています。

13次調査では、半世紀以上にわたる日本人の意識動向を探るだけでなく、2011年3月の東日本大震災を経て、日本人のものの考え方にどのような変化が生じたのか明らかにすることも念頭に置きました。


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