ここから本文です。
活動紹介 火災調査
最終更新日 2025年7月11日
火災発生時には、消火活動と並行して、火災の原因と火災によって受けた損害の調査を行います。
出火原因、出火場所、損害の状況等を科学的な手法を用いて調査し、その結果を火災の予防のために役立てています。
情報収集
火災現場では、消火活動と並行して調査活動を実施します。
実況見分
消防・警察などの関係する機関で、情報を共有してから作業に入ります。
焼損範囲を調査して火災の損害調査を行うと同時に、出火箇所と考えられる範囲を絞り込んでいきます。
出火箇所の範囲から、出火原因に結び付くものがないかを探し出します。
出火原因の可能性のある物件の鑑識
出火原因になったと思われる物件は、火災現場から収去して詳細に調べます。
分解して出火の痕跡の有無などを確認します。可能であれば同型品との比較観察もします。
X線透過装置による非破壊観察や、顕微鏡での拡大観察も行います。
科学的な鑑定
必要に応じて分析装置を用いて成分分析や熱分析を行い、出火原因に科学的な裏付けをします。
分析試料の前処理を行う鑑識員
分析機器(ガスクロマトグラフ)
分析結果(ガスクロマトグラフで検出されたガソリン)
このページへのお問合せ
ページID:237-534-502