「一蓮托生」友と紡いだ最高の瞬間(第52回南高祭)
昨日9月5日(金)と本日9月6日(土)の2日間、生徒たちにとっては高校生活を彩る最大のイベントである第52回南高祭(文化祭)を開催しました。
昨日5日(金)は、午前中久しぶりに全校生徒が体育館に集結し、開始直後からボルテージMAXに盛り上がる中、生徒会生徒の進行によってオープニングのステージイベントが行われました。照明が落とされ、色とりどりのサイリウムが無数に振られる非日常的な雰囲気の中、書道部によるパフォーマンスを皮切りに有志による南高グランプリ(パフォーマンス大会)、チアダンス部、演劇部の発表に加え、クラス企画のダンスパフォーマンス3団体の発表があり、最後は本校一の部員数を誇る吹奏楽部による圧巻のステージで幕を閉じました。
午後から行なわれたクラス企画発表では、お化け屋敷や飲食系企画に長蛇の列ができるとともに、年齢層に関わらず楽しめるゲーム形式の企画が盛況で、どの教室からも大きな歓声が聞こえてきていました。また、多様性をという言葉が一般的となった現代の風潮を示すかのように、男子生徒が女装して観衆や来場者を楽しませる企画が多く見られ、これも現代を生きる若者世代のトレンドなのかと、私自身も楽しみながら受け止めました。
この日は、朝から降る雨の中、関東を直撃する予報であった台風の影響も心配されていましたが、午前中に強い雨が体育館の屋根に打ち付けたものの、生徒帰宅時には日差しも見られ、無事に校内公開を終えることができました。
本日9月6日(土)は台風一過となり、朝から強烈な日差しが照りつける中、雲一つない青空のごとく生徒たちのパッションは更なるグレードアップを遂げていました。一方で、午前10時に設定した開門時には、正門から敷地を取り囲むかのように長い列が作られ、保護者の皆さまや卒業生、そして多くの小中学生たちにご来校いただきました。
教室内は全開で空調を効かしていましたが、廊下や教室など至る所がご来場いただいたお客様で溢れ返り、お迎えする生徒たちの熱気も加わって、何処も彼処も大盛況な盛り上がりを見せていました。中でも、予想のとおりお化け屋敷の前には長蛇の列が形成され、身動きが取れないほどの人気ぶりでした。
また、PTAの皆さまには、童心に帰って楽しめるお菓子のお玉すくいゲームや本校のスクールキャラクターである「オリ太郎」と「りーみん」の図柄を配したオリジナル煎餅の販売を行っていただきましたが、こちらも大人気で完売となりました。
文化祭をとおして生徒たちの様子を2日間間近で見ることができましたが、どの生徒たちもクラT(クラスTシャツ)を身に纏いながら共助の精神をもってそれぞれの役割に徹し、来校された方々に対して誠意をもっておもてなしする姿が見られ、南高祭のテーマである「一蓮托生」のごとく、仲間たちとの一体感を肌で感じながら成功体験を得ることができたのだと思います。
午後3時を以て一般公開が終了し、ご来校いただいた皆さまが一斉に帰路につきましたが、それでもなお生徒たちは興奮冷めやらぬようで、簡易的な清掃や片付けをしながらも、その表情は笑顔で溢れていました。揃いのクラTを脱ぐのも名残惜しい雰囲気が漂う中、放課後には気持ちを切り替えて部活動へと向かう生徒たちの姿が見られました。
保護者の皆さまにおかれましては、ご多用の中ご来校いただき、心より深く感謝申し上げます。生徒たちが発する情熱を肌で感じるとともに、本校での学校生活の様子をご覧いただくことができ、大変嬉しく感じています。こうして生徒たちが学校行事に没頭して情熱を発散できるのは、ご家庭の皆さまの格別のご理解とあたたかなご支援のおかげであると感じています。重ねて感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!