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フズリナ

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(2012年7月)
フズリナ
生息年代: シルル紀ペルム紀
O
S
D
C
P
T
J
K
N
Fusulinids from the Topeka Limestone
Fusulinids from the Topeka Limestone
保全状況評価
絶滅(化石)
地質時代
石炭紀 - P-T境界
分類
: フズリナ目Fusulinida
学名
Fusulinida
英名
Fusulinid
上科

フズリナ[1] は、有孔虫のうちフズリナ目 (Fusulinida ) に分類される絶滅した原生動物の一群。紡錘虫(ぼうすいちゅう)とも呼ばれる。より狭義には、そのうちのフズリナ属 (Fusulina ) に分類されるものを言う。

フズリナ目は、古生代(石炭紀 - ペルム紀)に全盛期を迎えた有孔虫で、存続した期間は約1億年。石灰質のを持っていたことから、石灰岩中に現れる化石として知られる。

日本では、秋吉台や、金生山などの石灰岩中に多量に存在することで知られ、進化系統がよく研究されており、示準化石としても用いられる[2] 。古生代末に突然絶滅することから、中生代への転換期に起きた大量絶滅(P-T境界事変)を証明する化石としても注目される。

Fusulina という学名は、ラテン語fusus (紡錘)に小ささを示す -ulus (指小辞)と生物名を示す -ina (接尾辞)を付けたもので、小さい紡錘形の生物の意[3] 。別名の紡錘虫はこれを和訳したもの。

形態

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単細胞原生動物であるが、最終的には複雑な殻の形態、1cmにも及ぶ大きな体を獲得するも現れた。初期は円盤形で、形、紡錘形と進化している。紡錘形の種では、長断面と短断面では見た目の形状が異なるので、注意が必要である。

分布・生息環境

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温暖な地域の海底付近に住んでいたと考えられる。生死はともかく、浮遊する時期もあったと考えられる。

紡錘虫石灰岩

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フズリナを含む石灰岩を紡錘虫石灰岩という[4]

脚注

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参考文献

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関連項目

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ウィキスピーシーズにFusulinida に関する情報があります。
ウィキメディア・コモンズには、Foraminifera に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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