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2016年11月13日 (日) 03:17時点における版

山田 太郎
やまだ たろう
生年月日 (1967年05月12日) 1967年 5月12日(57歳)
出生地 日本の旗 東京都 大田区
出身校 慶應義塾大学経済学部
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科
前職 会社経営者
参議院議員
所属政党 (みんなの党→)
(無所属→)
(日本を元気にする会→)
(おおさか維新の会→)
表現の自由を守る会
公式サイト 山田太郎公式サイト

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2012年 - 2016年
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山田 太郎(やまだ たろう、1967年 5月12日 - )は、日本政治家実業家。前参議院議員(1期)。表現の自由を守る会会長。株式会社ユアロップ代表取締役。ネクステック株式会社(東証 マザーズ 上場企業)前代表取締役社長。東京工業大学大学院社会理工学科特任教授早稲田大学大学院商学研究科(早稲田大学ビジネススクール)客員准教授東京大学大学院工学系研究科(工学部システム創成学科)非常勤講師。早稲田大学理工学術院非常勤講師。北京航空航天大学 名誉教授アナハイム大学名誉教授。

経歴

生い立ち

1967年東京都 大田区に生まれ、同区で幼少時代を過ごす。麻布中学校・高等学校卒業後、慶應義塾大学経済学部に入学。大学時代は、TBSラジオの制作に携わり自ら番組にも出演していた。また、世界50か国以上を旅行し、日本に帰国できず留年を繰り返した。

実業家

大学卒業後はNHKディレクターの内定を断り、アンダーセンコンサルティング(現在アクセンチュア)に入社。その後、バーンジャパンに入社。オランダ製ERPパッケージのバーンを日本に導入する。この頃から製造業のコンサルティングやシステム開発に携わる。同社が日本に進出した際のスターティングメンバーとして日本法人立上げに参画する。さらに、プライスウォータハウス(現在日本IBM)に入社。製造業をはじめ様々な企業のコンサルティングを行う。その後、パラメトリックテクノロジー(米国最大の機械系三次元CAD)の開発販売会社、米国ナスダック上場企業に入社。マーケティング担当の副社長となる。米国本社と日本との往来を繰り返す。

2001年、退職して製造業専門専業のコンサルティング会社ネクステックを創業設立し、代表取締役社長に就任。当時、設計領域のソリューションであるPLMについて日本の製造業に幅広く普及させる[1] 2005年東証 マザーズに上場し、設立から実質3年半で上場まで導いた。同年には「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2005」ファイナリスト受賞し、2006年には「創業・ベンチャー国民フォーラム」起業家部門受賞。その後、フォーリンク社、ポータル社を次々と買収、子会社化する。2007年には中国兆維グループのIT子会社を買収、中国市場へも展開し、「日中韓若手経済人」賞受賞。「ガイアの夜明け」「ブルーンバーグ」等テレビやラジオに多数出演した。その他、経済産業省「ベンチャー企業の成長に関する研究会」委員、日本経団連企業創造委員会メンター研究会委員などを歴任。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学の特任教授、早稲田大学ビジネススクールの准教授にも就任する[2]

2008年、同社増資により富士ソフトと経営共創基盤の子会社となり社長を退任し、取締役顧問となった。2009年にネクステックが2期連続で債務超過を解消できず、東証マザーズ上場廃止[3] 。同社を完全退任し、その後は物流、卸売業を中心にコンサルティングを行うロジサイエンスを創業、社長に就任。また、東京大学や早稲田大学の非常勤講師を務めた[2]

政治家

2010年第22回参議院議員通常選挙みんなの党比例代表として出馬するも落選(当選者は7名で山田は10位だった)。2011年に株式会社ユアロップの代表取締役に就任、日本の技術系企業の海外進出を支援するサービスを展開している。2012年に比例区の上位当選者が第46回衆議院議員総選挙への立候補に伴う自動失職により、繰り上げ当選した[4] 2013年、みんなの党アジェンダ2013(第23回参議院選挙向政策公約)の作成のとりまとめ統括を行った。2013年に副幹事長・政策調査会副会長に就任、併せて政策調査会・経済財政部門(金融財政・農林水産・経済産業・国土交通分野)部門長兼務。

2014年、みんなの党が解党し、所属していた参議院議員のうち6名で新会派日本を元気にする会(元気)を結成。第188回特別国会首相指名選挙では同会派は自由投票とし[注 1] 、山田は自らの名前を記入した[6] 2015年に政党としての元気の結党に参加し、政調会長・幹事長代行に就任する。

2016年、元気に離党届を提出[7] 、4月26日におおさか維新への入党が了承され、第24回参議院議員通常選挙埼玉県選挙区公認候補者として発表された[8] が、翌27日に比例代表ではなく埼玉県選挙区の候補者とされたことに異を唱え、おおさか維新に離党届を提出。これに対し、おおさか維新側は「埼玉県選挙区での出馬は了解の上での入党だった」として離党を認めず、除名処分とした[9] [10] 。また、元気も保留されていた離党届を受理[11] 。離党後も元気会派に所属していたが、6月8日に新党改革から比例区で出馬することが発表された(改革へ党籍は置かず無所属のまま)[12] 。選挙では大量の29万票を獲得したが、落選した[13]

表現の自由を守る会

日本の旗 日本政党
表現の自由を守る会
会長 山田太郎
成立年月日 2016年 2月14日
前身政党 日本を元気にする会
党員・党友数
22,549人[14]
(2016年9月7日)
政治的思想・立場 表現の自由 [14]
公式サイト 表現の自由を守る会
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山田は第22回参議院選挙期間中からマンガ・アニメ・ゲーム等の表現規制に一貫して反対している。表現規制に関心を抱いていたのは、娘がコスプレイヤー腐女子であり、娘を通して表現規制に不安を感じる人々がいることを知ったためと述べている[15] 。繰り上げ当選してからコミックマーケット開催時東京ビッグサイト最寄のりんかい線 国際展示場駅前で表現規制に反対する演説を行っている。また、公設秘書が代表を務める団体(AFEE、エンターテイメント表現の自由の会)の顧問であり[16] 、同団体がコミックマーケットにサークル参加した時売り子として参加している[17]

2016年2月14日に表現の自由を政策に掲げる政治団体表現の自由を守る党」を結党した[18] 。結党の理由として、既存政党の一員として表現の自由について活動していた際に、「表現の自由を守ることは支持するが政党の他の政策が嫌い」という支持者を見かけたため、「シングルイシューで表現の自由を守っていくパーティというかグループは必要だろう」と考えたためと述べている[19] 。また、国会議員だけではなく地方議員との連携も目指し、将来的には政党要件を満たして国政政党として活動することも視野に入れている[19]

第24回参議院選挙で比例区からの出馬に固執しておおさか維新の会と衝突した理由として「表現の自由が重要な政治的関心事であることを示すため」としている[15] 。また、そのために落選する場合でも「負けるなら、惜しいところで負けないと」と述べている[15] 。選挙ではオタク層の若者などから幅広く支持された結果、野党の比例候補では最多となる291,188票の得票数を集めたが、新党改革の政党票が伸びず党として議席を獲得できなかったため落選した[13] 。再選には至らなかったものの30万近い得票を集めたことについて、山田を長年支援してきた漫画家の赤松健は「オタク層が票田になる可能性を示した」とコメントした[20]

落選後は名称を「表現の自由を守る会」に改めて活動を継続。何人かの国会議員との連携を行う傍ら情報発信を行う(コミックマーケット開催中の街頭演説も継続する)。また資金捻出のために若者の消費動向や行動様式を分析する会社「株式会社ニューカルチャーラボ」を立ち上げている[21]

政策・主張

議員活動

著書

  • 「日本版インダストリー4.0の教科書」 (日経BP)
  • 「表現の自由」の守り方 (星海社新書)
  • 「バリューチェーンマネジメント」(工業調査会)
  • 「製造業のIT戦略と実践」(プラントメンテナンス協会)中国語版(台湾)も出版される
  • 「製造業のPLM・CPC戦略」(プラントメンテナンス協会)
  • 「製造業のMOT(技術経営)」(プラントメンテナンス協会)
  • 「部品表(BOM)入門」(日経BP)
  • 「PLM戦略」(PHP出版)韓国語版、中国語版(北京)も出版される
  • 「次世代プロフェッショナルの働き方」27歳からのシゴト論(経済界)
  • 「日本製造業の次世代戦略」(東洋経済)
  • 「アジアで儲けるには経営の発想を変えよ」(日本経営合理化協会)

他に論文・寄稿多数、特に製造業分野、設計分野の寄稿が多く日経などの専門誌での記事には多数掲載。

人物

  • 趣味は執筆活動・旅行(世界3周・50ヵ国以上訪問歴)・乗馬[2]
  • 家族は妻・娘[2] 。娘は腐女子で、妻を連れてコミックマーケットにブースを出しており、山田は家族を「コミケ一家」と表現している[15]

脚注

注釈

  1. ^ 会派代表者の松田公太はブログで"特別に投票したい議員がおらず、「我こそが国を経営するに相応しい」という気持ちがあれば、自分に投票するのも一考ではないか?との提案もさせて頂きました。"と語っている[5]

出典

  1. ^ 「実践!PLM戦略 製造業の競争力優位の経営手法 PHPビジネス選書」PHP研究所
  2. ^ a b c d e f "プロフィール". 参議院議員 山田太郎 オフィシャル Web サイト. 2016年6月23日閲覧。
  3. ^ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/22/news013.html
  4. ^ 参院5人が繰り上げ当選=民主、自民、みんな【12衆院選】(時事通信)
  5. ^ "日本を元気にする会の初国会と首班指名". 松田公太オフィシャルブログ. 2016年7月18日閲覧。
  6. ^ 参議院議員 山田太郎(@yamadataro43)
  7. ^ "「元気」山田氏が離党届  : 『東京新聞』2016年4月15日付朝刊" 
  8. ^ 「おおさか維新の会」第24回参議院議員通常選挙 第6次公認候補予定者決定のお知らせおおさか維新の会 2016年4月26日
  9. ^ 入党2日で離党届 おおさか維新・山田氏 共同通信2016年4月27日
  10. ^ 疾風のように去った...入党後2日でおおさか維新離党の議員がいた 馬場幹事長「人間として信用出来る方ではない」産経新聞 2016年4月28日
  11. ^ 山田太郎氏を除籍=おおさか維新 時事通信2016年4月28日
  12. ^ 新党改革、比例候補に山田太郎氏を擁立産経新聞 2016年6月8日
  13. ^ a b "山田太郎氏、約29万票獲得も落選。民進党の比例当選トップを上回ったのになぜ?". ハフィントンポスト (2016年7月11日). 2016年7月11日閲覧。
  14. ^ a b "トップページ". 表現の自由を守る会公式サイト. 2016年9月7日閲覧。
  15. ^ a b c d "選挙直前!山田太郎参議院議員インタビュー(上)「表現の自由を守る活動をしてきた人たちにリスクを取っている」". ガジェット通信 (2016年6月20日). 2016年7月18日閲覧。
  16. ^ "AFEEについて". AFEE. 2016年6月25日閲覧。
  17. ^ "88コミケ チラシ配り、最終日出展を行いました。". AFEE. 2016年6月25日閲覧。
  18. ^ "表現の自由を守る党とは". 表現の自由を守る党公式サイト. 2016年7月18日閲覧。
  19. ^ a b "選挙直前!山田太郎参議院議員インタビュー(下)「国会の中に表現の自由を守る勢力を作る必要がある」". ガジェット通信 (2016年6月20日). 2016年7月18日閲覧。
  20. ^ "「オタク層が票田になる可能性示した」表現規制反対派・山田太郎議員、落選も30万近い票獲得". ITmediaニュース (2016年7月11日). 2016年7月11日閲覧。
  21. ^ "「ネット選挙は票にならない」覆す 参院選29万票の山田太郎氏、落選後も「表現の自由守る活動続ける」". ITmediaニュース (2016年8月10日). 2016年9月7日閲覧。
  22. ^ 読売新聞2010年参院選 各党候補者アンケート
  23. ^ 第192回MANGA議連総会、2015年12月16日。
  24. ^ 「児童ポルノ禁止法改正案」「漫画切り離して」山田太郎氏、「単純所持規制も」平沢勝栄氏【金曜討論】(産経新聞)
  25. ^ 山田太郎『「表現の自由」の守り方』、星海社、2016年、pp.209-219。
  26. ^ 花粉症を政治の力で何とか出来ないか!?
  27. ^ 山田太郎のプロフィール
  28. ^ 秘密保護法を考える超党派の議員と市民の勉強会(第6回) 2016年6月23日閲覧

外部リンク

党職
先代
創設
表現の自由を守る会会長
2016年 -
次代
現職
日本を元気にする会 政策調査会長
初代:2015年 - 2016年
次代
空席
日本を元気にする会幹事長代理
初代:2015年 - 2016年

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