天満宮
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天満宮(てんまんぐう)は、菅原道真を祭神とする神社である[1] 。
概説
[編集 ]天満宮は「天神」(てんじん)、「天神さま」「天神さん」とも呼ばれる。社名は、天満神社(てんまんじんじゃ)、祭神の生前の名前から菅原神社(すがわらじんじゃ)、天神を祀ることから天神社(てんじんしゃ)などとなっていることもあり、また、鎮座地の地名を冠していることもある。ただし、「天神社」については、天津神を祀る神社という意味のものもあり、これは菅原道真とは関係がなく、全国各地に在りその発祥は不明である。
由来など
[編集 ]道真が亡くなった後、平安京で雷、大火、疫病などの天変地異が相次ぎ、清涼殿落雷事件で大納言の藤原清貫ら道真左遷に関わったとされる者たちが相次いで亡くなったことから[2] 、道真は大自在天や大威徳明王などと関連付けて考えられるようになった。「天満」の名は、道真が死後に送られた神号の「天満(そらみつ)大自在天神」から来たといわれ、『日本書紀』の「虚空見(そらみつ)」から、あるいは「道真の怨霊が雷神となり、それが天に満ちた」ことがその由来という。怨霊の記憶が薄れていくとともに、また太平の世になるにつれ、道真が優れた学者であったことから天神は「学問の神様」ともされ、多くの受験生が合格祈願に詣でる。参拝して筆を買うと受験に利益があるともいう。
主な天満宮
[編集 ]太字は総本社。
北海道地方
[編集 ]東北地方
[編集 ]関東地方
[編集 ]- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 西向天神社(新宿区)
- 成子天神社(新宿区)
- 蛍雪天神(新宿区)
- 雷電稲荷神社(新宿区)※(注記)祭神を受持神とする説もある。
- 平河天満宮(千代田区)※(注記)江戸三大天神、東都七天神のひとつ。
- 牛天神北野神社(文京区)※(注記)東都七天神のひとつ。
- 湯島天満宮(文京区) ※(注記)関東三大天神、江戸三大天神、東都七天神のひとつ。
- 五條天神社(台東区)※(注記)江戸三大天神、東都七天神のひとつ。
- 亀戸天神社(江東区) ※(注記)日本三大天神、関東三大天神、江戸三大天神、東都七天神のひとつ。旧称「東宰府天満宮」。
- 菅原神社(世田谷区)
- 大泉天神北野神社(練馬区)
- 梅島天満宮(足立区)
- 布多天神社(調布市)
- 菅原神社 (町田市)※(注記)町田三天神のひとつ。
- 町田天満宮(町田市)※(注記)町田三天神のひとつ。
- 谷保天満宮(国立市) ※(注記)関東三大天神のひとつ。東日本最古の天満宮。野暮の語源。
- 穴澤天神社(稲城市)
- 天神社(西東京市)
- 天満社(八王子市)
- 神奈川県
中部地方
[編集 ]近畿地方
[編集 ]- 滋賀県
- 京都府
- 北野天満宮 (京都市上京区) ※(注記)日本三大天神、菅公聖蹟二十五拝、洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。
- 水火天満宮(京都市上京区)※(注記)日本最古の天満宮(最初に「天満宮」という社号が許可された神社)
- 菅原院天満宮神社(京都市上京区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝、洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。日本最古の天満宮(菅原道真の生誕の地)
- 霊光殿天満宮(京都市上京区)
- 菅大臣神社(京都市中京区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝、洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。通称「菅大臣天満宮」
- 北菅大臣神社(京都市下京区)※(注記)洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。菅家廊下の跡地にあるとされる。
- 錦天満宮(京都市中京区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝、洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。
- 文子天満宮(京都市下京区)※(注記)洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。日本最古の天満宮(天神信仰発祥の神社、北野天満宮の前身)
- 火除天満宮(京都市下京区)※(注記)洛陽天満宮二十五社順拝のひとつ。
- 北白川天満宮(京都市左京区)
- 吉祥院天満宮(京都市南区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。日本最古の天満宮(菅原道真の生誕の地)
- 高台寺天満宮(京都市東山区)
- 桃山天満宮(京都市伏見区)
- 長尾天満宮(京都市伏見区)
- 長岡天満宮(長岡京市)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 生身天満宮(南丹市) ※(注記)日本最古の天満宮(菅原道真の存命中の創建)
- 矢田天満宮(亀岡市)
- 桜天満宮(亀岡市)
- 土師天満宮(福知山市)
- 桜山天満宮(宮津市)
- 天満神社 (与謝野町)(与謝野町加悦天満宮)
- 千代桜天満宮(向日市)
- 大阪府
- 福島天満宮(大阪市福島区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝、福島三天神のひとつ。
- 天神社(大阪市福島区)※(注記)福島三天神のひとつ。
- 安居神社(大阪市天王寺区) ※(注記)異称「安居天満宮」
- 菅原天満宮(大阪市東淀川区)
- 生根神社(大阪市住吉区) ※(注記)異称「奥ノ天神」
- 天神ノ森天満宮(大阪市西成区) ※(注記)異称「紹鴎森天満宮」「子安石天満宮」「天下茶屋天満宮」
- 大阪天満宮(大阪市北区) ※(注記)日本三大天神、菅公聖蹟二十五拝のひとつ。異称「浪華菅廟」「天満天神」
- 綱敷天神社(大阪市北区) ※(注記)異称「綱敷天満宮」
- 露天神社(大阪市北区) ※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。通称「お初天神」
- 淀川天神社(大阪市北区)
- 三先天満宮(大阪市港区)
- 南恩加島天満宮(大阪市大正区)
- 菅原神社(堺市 堺区) ※(注記)通称「堺天神」
- 萩原神社(堺市東区) ※(注記)異称「萩原天神」
- 菅生神社(堺市美原区)
- 服部天神宮(豊中市) ※(注記)通称「足の神様」
- 千提寺天満宮(茨木市)
- 上宮天満宮(高槻市)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 子安天満宮(高槻市)
- 蹉跎神社(枚方市)
- 菅原神社(枚方市 長尾宮前町)
- 藤坂菅原神社(枚方市 藤阪天神町)
- 菅原天満宮(枚方市 長尾峠町)
- 菅原天満宮(枚方市 高野道)
- 千代田神社(河内長野市) ※(注記)正式名称「菅原神社」
- 道明寺天満宮(藤井寺市)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 屯倉神社(松原市)※(注記)異称「三宅天満宮」
- 菅原神社(大東市)
- 紀部神宮(池田市)※(注記)異称「紀部神社」「木部天神社」
- 総福寺天満宮(泉佐野市)※(注記)異称「日根野天満宮」
- 兵庫県
- 綱敷天満神社(神戸市 東灘区)
- 柳原天神社(神戸市兵庫区)
- 綱敷天満宮(神戸市須磨区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 北野天満神社(神戸市中央区)
- 大塩天満宮(姫路市)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 津田天満神社(姫路市)
- 廣畑天満宮(姫路市)
- 九所御霊天神社(姫路市)
- 千姫天満宮(姫路市)
- 家島神社(姫路市) ※(注記)異称「家島天満社」
- 臂岡天満宮(伊丹市)
- 長洲天満宮(尼崎市)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 天神社(明石市) ※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。通称「休天神」
- 打出天神社(芦屋市)
- 松原神社(西宮市)
- 天満神社(宝塚市)
- 曽根天満宮(高砂市)※(注記)日本三大天神、菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 浜宮天神社(加古川市)
- 天満神社(加古郡 稲美町)
- 河上神社天満宮(洲本市)
- 奈良県
- 和歌山県
中国・四国地方
[編集 ]九州地方
[編集 ]- 福岡県
- 菅原神社(北九州市 戸畑区)
- 菅原神社(北九州市小倉北区)
- 水鏡天満宮(福岡市 中央区) ※(注記)「天神地区」の名の由来。
- 鏡天満宮(福岡市博多区)
- 綱敷天満宮(福岡市博多区)※(注記)菅公聖蹟二十五拝のひとつ。
- 立帰天満宮(福岡市中央区)
- 埴安神社(福岡市中央区)
- 野方天満宮(福岡市西区)
- 飯塚天満宮 (飯塚市)
- 駛馬天満宮(大牟田市)
- 船津天満宮(大牟田市)
- 北野天満宮(久留米市)
- 櫛原天満宮(久留米市)
- 青木天満宮(久留米市)
- 東林寺天満宮(久留米市)
- 水田天満宮(筑後市)
- 梅安天満宮(中間市)
- 太宰府天満宮 (太宰府市) ※(注記)日本三大天神、菅公聖蹟二十五拝のひとつ。道真墓所。
- 綱敷天満宮(築上郡 築上町)
- 菅原神社(田川郡福智町)
- 佐賀県
- 長崎県
- 熊本県
- 大分県
- 宮崎県
- 鹿児島県
脚注
[編集 ]関連項目
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、天満宮 に関連するカテゴリがあります。
