倶胝
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(俱胝から転送)
倶胝(くてい、俱胝)は、数の単位の一つである。拘胝(こうてい)、コーティ(梵:koți)ともいう。漢訳文献はしばしば億 (おく)と訳す。107(10の7乗)を示す。
概要
[編集 ]華厳経(八十華厳)の巻第45、阿僧祇品第30に登場する。因みにこの経典ではこの数を基準とし、それ以上を上数として(2乗するごとに)阿庾多、那由他、頻波羅、矜羯羅、阿伽羅などと多数(計123)の命数が列挙され、最後は不可説不可説転に至る。
一般的には107(1000万)を示すが、108(1億)とする説もある。この数を指すには、日本では「千万(せんまん)」と言うのが一般的である。また、華厳経に登場する数詞としては、洛叉(らくしゃ、105)に次いで2番目に小さなものである。
もとは計り知れない数のことを言ったという。
現代インドの命数法におけるカロール(crore、करोड़)に相当する。
参考文献
[編集 ]関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]命数 |
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105 を洛叉(らくしゃ)、100洛叉(107)を倶胝(くてい)とし、倶胝以上を上数として123の命数が列挙されている。 |
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