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ドーム前千代崎駅

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(ドーム前駅から転送)
  • ドーム前千代崎駅
  • ドーム前駅
  • ドームまえちよざき
  • ドームまえ

  • Dome-mae Chiyozaki
  • Dome-Mae

地図左はドーム前駅、右はドーム前千代崎駅
所在地 大阪市 西区
所属事業者 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro・駅詳細)
阪神電気鉄道(駅詳細)
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ドーム前千代崎駅(ドームまえちよざきえき)は、大阪府 大阪市 西区 千代崎三丁目にある大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)長堀鶴見緑地線駅番号N12

本項では、同地にある阪神電気鉄道 阪神なんば線の駅であるドーム前駅(ドームまええき)についても記述する。

歴史

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駅構造

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Osaka Metro(ドーム前千代崎駅)

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Osaka Metro ドーム前千代崎駅
1号出入口(2020年8月)
ドームまえちよざき
Dome-mae Chiyozaki
(京セラドーム大阪 KYOCERA DOME OSAKA)
N11 大正 (0.6 km)
(1.0 km) 西長堀 N13
所在地 大阪市 西区 千代崎三丁目
駅番号  N12 
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
所属路線 くろまる長堀鶴見緑地線
キロ程 0.6 km(大正起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
4,864人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年度-
10,466人/日
-2023年-
開業年月日 1997年(平成9年)8月29日
* 2006年に大阪ドーム前千代崎駅より改称。
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島式ホーム(延長135 m、幅7.5 m)1面2線を有する地下駅である[3] 改札口は大正寄りの1箇所のみ。プロ野球試合などのイベントに対応できるように臨時きっぷ売り場が設けられている。なお、仮称の駅名は単に千代崎だった。

開業当初の駅名は大阪ドーム前千代崎であったが、2006年7月に大阪ドーム京セラドーム大阪と呼称を変更したことにより、同年12月の今里筋線の開業に併せて現在の駅名に改称された。

改称時に、近隣施設である「京セラドーム大阪」が括弧書きで併記されるようになり、駅名標にも駅名の下部に併記されるようになった。阪神なんば線とは、地下2階と地下1階(1号出口、地上へ上がる階段の中間地点)の連絡通路で接続している。

のりば

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番線 路線 行先[4]
1 N 長堀鶴見緑地線 心斎橋森ノ宮京橋門真南方面
2 大正方面
配線図

阪神電気鉄道(ドーム前駅)

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阪神 ドーム前駅
駅出入口(2020年8月)
ドームまえ
Dome-Mae
HS 42 桜川 (0.8 km)
(0.6 km) 九条 HS 44
所在地 大阪市 西区 千代崎三丁目北2-14
駅番号 HS43
所属事業者
所属路線 阪神なんば線
キロ程 8.2 km(尼崎起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年次-
5,447人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年次-
11,146人/日
-2023年-
開業年月日 2009年(平成21年)3月20日 [1]
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島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ホーム有効長は21m級の近畿日本鉄道車両10両編成に対応する。なお、仮称は岩崎橋駅(いわさきばしえき)だった[5]

ホームは地下5階、改札口は地下2階に1箇所ある。自動改札機は、IC乗車券の利用のほか、切符の処理は出場時2枚一括で対応が可能である。ホーム階と改札階の中間となる地下4階には、プロ野球試合などのイベント開催時の混雑緩和のためのスペースがある。

改札口から地上への出口は2箇所あり、地下2階と地下1階に長堀鶴見緑地線への連絡通路がある。エレベーターはホーム - 改札口と改札口 - 地上(2番)出口に各1箇所、エスカレーター(上り・下りとも、ただし地上1番出口へは上りのみ)は各フロア間に、階段は地下4 - 5階は4箇所、地下2 - 4階は2箇所がそれぞれ設置されている。地下2階改札外に売店(アイビーショップ)が1店舗あるほか、改札口前のコンコースにイオンモール大阪ドームシティが直結している。

ホームの一部は天井が地下4階の高さまであり、壁には煉瓦が16万個使用されている。これは当駅近くが大阪ガス発祥の地となっており、そのガス工場を模したものとなっている[6] [7]

地上との高低差は30メートルと阪神の駅では一番深い。また隣の九条駅とは営業上での駅間距離は0.6キロだが、ドーム前駅の端から九条駅の端までの距離が0.3キロと実質の駅間距離では一番短い[注 1] [注 2]

駅舎のデザインテーマは「懐かしさと新しさの融合」である。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 しかく阪神なんば線 上り 大阪難波方面
2 下り 尼崎方面

利用状況

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  • Osaka Metro - 2023年11月7日の1日乗降人員10,466人(乗車人員:4,864人、降車人員:5,602人)である[大阪府 1]
  • 阪神電気鉄道 - 2023年11月の1日平均乗降人員11,146人(乗車人員:5,447人、降車人員:5,699人)である。阪神電気鉄道の駅では岩屋駅に次いで第26位[8] [注 3]

各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおりである。

年次 阪神電気鉄道 大阪市高速電気軌道[注 4] 出典
乗降人員 乗車人員 調査日 乗降人員 乗車人員
1998年 未開業 11月10日 6,719 3,557 [大阪府 2]
1999年 -
2000年 -
2001年 -
2002年 -
2003年 -
2004年 -
2005年 -
2006年 -
2007年 11月13日 7,258 3,364 [大阪府 3]
2008年 11月11日 7,221 3,329 [大阪府 4]
2009年 4,856 2,462 11月10日 7,366 3,468 [大阪府 5]
2010年 4,678 2,296 11月09日 9,687 4,462 [大阪府 6]
2011年 4,713 2,313 11月08日 7,427 3,472 [大阪府 7]
2012年 5,436 2,601 11月13日 9,632 4,471 [大阪府 8]
2013年 6,961 3,391 11月19日 9,744 4,514 [大阪府 9]
2014年 7,437 3,632 11月11日 11,719 5,369 [大阪府 10]
2015年 8,292 4,278 11月17日 11,027 5,185 [大阪府 11]
2016年 8,195 4,032 11月08日 15,262 7,084 [大阪府 12]
2017年 9,056 4,393 11月14日 11,878 5,577 [大阪府 13]
2018年 9,760 4,729 11月13日 11,520 5,358 [大阪府 14]
2019年 9,599 4,747 11月12日 12,015 5,690 [大阪府 15]
2020年 8,163 3,951 11月10日 9,305 4,260 [大阪府 16]
2021年 8,299 4,008 11月16日 9,326 4,326 [大阪府 17]
2022年 8,977 4,347 11月15日 9,575 4,438 [大阪府 18]
2023年 11月 7日 10,466 4,864 [大阪府 1]

駅周辺

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京セラドーム大阪(大阪ドーム)

バス路線

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最寄停留所はドーム前千代崎(京セラドーム大阪)である。2007年(平成19年)1月7日までの停留所名は「大阪ドーム前千代崎」だった。

大阪シティバスにより、以下の路線が運行されている。大正区内各地へのバスターミナルの性格を有しており、急行バス(土曜・休日運休)も当停留所を始終着として運行されている。

隣の駅

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括弧内は駅番号を示す。

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
N 長堀鶴見緑地線
大正駅 (N11) - ドーム前千代崎駅 (N12) - 西長堀駅 (N13)
阪神電気鉄道
阪神なんば線
しかく快速急行・しかく準急・しかく区間準急・しかく普通
桜川駅 (HS 42) - ドーム前駅 (HS 43) - 九条駅 (HS 44)

脚注

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注釈

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  1. ^ 営業キロを基準とした場合、阪神で駅間距離が一番短いのは東鳴尾駅 - 洲先駅間の0.4 kmである。
  2. ^ 元々、阪神なんば線の最初期の計画では九条駅から桜川駅までまっすぐ進み、延伸区間の新駅もこの2つだけだったが、大阪ドームが完成したことに伴い最寄り駅を作る必要が生じたことから、線路を大阪ドームに寄せてドーム前駅を追加したため、九条駅 - ドーム前駅間の距離が短くなっている。
  3. ^ 「ハンドブック阪神2024」ではドーム前駅の順位は第27位となっているが、尼崎駅本線(第6位)・なんば線(第24位)を別集計としているため全体では第26位となる。また、順位には神戸高速線の駅を含まない。
  4. ^ 2017年度までは大阪市営地下鉄。

出典

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本文

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  1. ^ a b 阪神電車、ミナミへ。神戸〜難波〜奈良がつながります! 平成21年3月20日(祝) 阪神なんば線開通(予定)』(PDF)(プレスリリース)西大阪高速鉄道/阪神電気鉄道、2008年8月1日。オリジナルの2020年11月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201123194416/https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20080801-1.pdf 2021年1月28日閲覧 
  2. ^ 可動式ホーム柵 - 大阪市交通局
  3. ^ 『大阪の地下鉄 -創業期から現在までの全車両・全路線を詳細解説-』 石本隆一 著、産調出版、1999年、p.112 ISBN 4-88282-206-7
  4. ^ "Osaka Metro|ドーム前千代崎". 大阪市高速電気軌道. 2023年6月10日閲覧。
  5. ^ 西大阪線及び西大阪延伸線の路線名を「阪神なんば線」に決定しました あわせて新設する3駅の駅名も決定 (PDF) 、阪神電気鉄道、2007年8月9日。
  6. ^ ドーム前駅のレンガ壁は本物? Archived 2009年03月12日 at the Wayback Machine.(もっと楽しむ阪神なんば線) - 阪神電気鉄道
  7. ^ 駅のデザイン秘話 2 ドーム前駅より Archived 2012年05月30日 at the Wayback Machine.(もっと楽しむ阪神なんば線) - 阪神電気鉄道
  8. ^ ハンドブック阪神 (PDF) - 阪神電気鉄道

利用状況

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  1. ^ a b "路線別駅別乗降人員(2023年11月7日 交通調査日)" (PDF). Osaka Metro. 2024年12月5日閲覧。
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)

関連項目

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外部リンク

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ウィキメディア・コモンズには、ドーム前千代崎駅 に関連するカテゴリがあります。
ウィキメディア・コモンズには、ドーム前駅 に関連するカテゴリがあります。

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