念力
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(テレキネシスから転送)
念力(ねんりき、英: psychokinesis)とは、超能力の一つで、意思の力だけで物体を動かす能力のこと。念動力(ねんどうりょく)、観念動力(かんねんどうりょく)とも言う。英語の略称を使いPK(ピーケー)と呼ぶこともある[1] 。
概要
[編集 ]「サイコキネシス」は psychoサイコ + kinesisキネーシスという構成の語であり、英語で言えば "mind-movement" にあたり、心(念)による運動、という意味の表現である。
サイコキネシスとほぼ同類に扱われることのある概念に「テレキネシス(telekinesis)」(略称:TK)がある。テレキネシスは、tele テレ + kinesis キネーシスという構造の語で、英語に直訳すると"distant-movement"などになり、離れて運動を起こす、という意味の表現である。
1960年代から1970年代にかけて、ロシア人女性のニーナ・クラギーナが、念動力者として世界的な話題となり[2] 、念動力の代表的な人物とされていた[2] [3] 。日本では、それ以前は、SFで知られた概念だったが、ユリ・ゲラーが1974年に来日した時に特集番組のテレビカメラの前でスプーン曲げを行い全国に放送されたので、よく知られるようになった[4] 。
脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ ブリタニカ国際大百科事典小項目事典
- ^ a b ASIOS『超能力事件クロニクル』彩図社、2020年11月19日、144-145頁。ISBN 978-4-8013-0487-1。
- ^ 羽仁礼「ロシア史上最強のサイコキネシス能力者 ニーナ・クラギーナ」『ムー』第43巻第11号、ワン・パブリッシング、2021年10月8日、46-67頁、全国書誌番号:00035164、2022年1月28日閲覧。
- ^ スプーン曲げについては、その後数十年を経て、テーブルマジック(奇術)でも頻繁に行なわれるようになった。
参考文献
[編集 ]- 小久保秀之ほか「念力課題中の脳血流-特異能力者の生物物理的・生理心理的研究-」(PDF)『Journal of International Society of Life Information Science』第26巻第2号、国際生命情報科学会、2008年、223-246頁、ISSN 1341-9226。
関連項目
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