コーラマンデル半島
コーラマンデル半島[要出典 ]、コロマンデル半島[1] (英語:Coromandel Peninsula)は、ニュージーランドの北島北岸の半島。 東のプレンティー湾 (英語版)及び太平洋と、西のハウラキ湾 (英語版)及びテムズ湾 (英語版)を隔て、北に約85km伸びる。 幅は最大で40kmで、人口の殆どが海岸地帯に集中する。 晴天時にはハウラキ湾を挟んで西に55kmのオークランドからもはっきり見える。 ワイカト地方のテムズ・コーラマンデル郡 (英語版)に属する。
名前の由来
[編集 ]1820年にkauri sparをコーラマンデル (英語版)に買いに来た、イギリス海軍のコーラマンデル号から名前を取った。 この船の名前はインド南東部のコロマンデル海岸から来ている。
地理
[編集 ]コーラマンデル半島は急で坂が多く、温帯雨林に覆われている。 コーラマンデル山脈 (英語版)は半島南部の背骨をなし、標高約900mに達する。 北部はモエハウ山脈 (英語版)が貫く[2] 。 半島北方のグレート・バリア島 (英語版)は山脈の一部と考えられる。 半島北端のコルビル岬と島の間にはコルビル海峡が有る。 西のオークランドや南東のタウランガといった人口集積地に近いが、地形の特性から特に北や内陸に行く程人口は少なく未開発である。 内陸部の殆どが森林公園に含まれる。 半島の北西にはモトゥカワオ諸島 (英語版)、南東にはアルダーメン諸島 (英語版)とスリッパー島 (英語版)、北東にはマーキュリー諸島 (英語版)が浮かぶ。 半島では中新世から鮮新世にかけて火山活動が盛んだったが、その後活動の中心は南東のタウポ火山帯に移った。 しかし、25km東のトゥフア島 (英語版)は最近まで活発だった。 半島の地熱活動は未だに盛んであり、東岸中央のフィティアンガとタイルア (英語版)の間の温泉海岸 (英語版)が有名である。
人口
[編集 ]地形上、半島の南東部・南西部の少数の町に人口が集中する。 北や内陸に行く程人口は少ない。
半島に別荘を持つオークランド市民が多く、特にクリスマス・新年休暇の時期には北島中から人が訪れる。 1970年代には、数千人のヒッピーが国中の大都市から半島に自然と調和した暮らしを求めて移住した。 2010年代には裕福なオークランド市民が移住し始めている[3] 。
産業
[編集 ]かつては金採掘とカウリ栽培で栄えたが、現在は人気の観光地である。 内陸部は森林公園が占め、海岸に多くの海岸や景勝地が散らばる。
交通
[編集 ]国道25/25A号線が半島を循環する。 未舗装路も多く、これらの道の通行を禁止するレンタカー会社も有る。 フィティアンガにはフェリーが就航している。
注記
[編集 ]脚注
[編集 ]- ^ [1]
- ^ "MOEHAU RANGE, Waikato" (英語). NZ Topo Map. 2020年2月18日閲覧。
- ^ "Escaping commutes and cost of living". Stuff. 2016年9月27日閲覧。
外部リンク
[編集 ]Destination Coromandel, tourism site for the Thames-Coromandel and Hauraki district councils
ウィキボヤージュには、コーラマンデル半島に関する旅行情報があります。
座標: 南緯36度50分 東経175度35分 / 南緯36.833度 東経175.583度 / -36.833; 175.583