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カモガヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カモガヤ
オーチャードグラス
Dactylis glomerata
分類 (APG IV)
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: カモガヤ D. glomerata
学名
Dactylis glomerata
L.
和名
カモガヤ、キヌイトソウ
英名
orchard grass、cock's-foot glass
亜種
  • D. g. subsp. glomerata
  • D. g. subsp. hackelii
  • D. g. subsp. hispanica
  • D. g. subsp. lobata

カモガヤ(鴨茅、: orchard grass学名: Dactylis glomerata[2] )はイネ科 カモガヤ属多年草。英名のオーチャードグラスでも流通する。和名カモガヤ[2] (鴨茅)は、英名の cock's-foot grass を訳すときに cock(ニワトリ)を duck(カモ)と間違えたといわれる[3] キヌイトソウ(絹糸草)ともいう。

ユーラシア原産[1] 日本では帰化植物

特徴

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耐寒性が強く、は群生して幅広く、高さは1m前後に伸びる。

花期は5-7月で、花粉が飛ぶため、スギのシーズン後に起こる花粉症の原因としても知られる。

利用

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チモシー(オオアワガエリ)と共に世界的に有名な牧草。水盤の中で綿や泥の上に蒔き、芽生えを楽しむこともあり、常緑芝として用いることもある。

牧草としての栽培は、整地後一面に種子を蒔き、播種後2年目に繁茂した茎葉を刈り取る。年2-3回刈り取ることができ、適期刈り取ったオーチャードグラスの干草は7-8%の粗タンパクを含み、消化率も良く、その他の成分や家畜の好みもチモシーに劣らない。

チモシー同様、明治時代に日本に導入され、今では広く野生化している。

カモガヤ属

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  • カモガヤ Dactylis glomerata
  • Dactylis marina

脚注

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  1. ^ a b 『イネ科ハンドブック』、37頁。 
  2. ^ a b 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). "「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)". 2011年5月25日閲覧。
  3. ^ 『野に咲く花』、537頁。 

参考文献

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関連項目

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ウィキスピーシーズにカモガヤ に関する情報があります。
ウィキメディア・コモンズには、カモガヤ に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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