石田瑞麿
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石田瑞麿(いしだ みずまろ、1917年 6月25日 - 1999年 11月17日)は、日本の仏教学者。学位は、文学博士。東海大学教授。北海道生まれ。
略歴
[編集 ]- 1917年、北海道 旭川市 浄土真宗本願寺派の菊枝山慶誠寺[1] に生まれる。
- 1941年 東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科を卒業する。
- 東京大学講師
- 1962年 東京大学より文学博士の学位を取得、学位論文の題は「日本仏教における戒律の研究」[2] 。
- 1966年 東海大学教授 1991年退職
- 1998年平安末期の仏典「安養集」の書写、校訂を30年かけて修了する。
- 1999年没
著作
[編集 ]- 『現代人の仏教3 実践への道 般若・維摩経』(筑摩書房 1965)、新装版1974
- 『日本の仏教5 悲しき者の救い 往生要集〈源信〉』(筑摩書房 1967)
- 『悲しき者の救い 源信「往生要集」』(筑摩書房・仏教選書 1987)
- 『往生要集入門 悲しき者の救い』(講談社学術文庫 2024)
- 『現代人の仏教・仏典6 浄土教の展開』(春秋社 1967、新版1981)
- 『浄土教の展開』(法蔵館文庫 2025)
- 『親鸞とその弟子』(毎日新聞社 1972)(法藏館・法蔵選書 1981)
- 『鑑真-その戒律思想』(大蔵出版・大蔵選書 1974)
- 『中世文学と仏教の交渉』(春秋社 1975)
- 『親鸞思想と七高僧』(大蔵出版・大蔵選書 1976)、新装版2001
- 『極楽浄土への誘い 「往生要集」の場合』(評論社・日本人の行動と思想 1976)
- 『法然と親鸞』(秋山書店・秋山叢書 1978)
- 『親鸞との対話』(東京書籍・東書選書 1977)、OD版2000
- 『歎異抄 その批判的考察』(春秋社・春秋選書 1981)
- 『苦悩の親鸞 その思想と信仰の軌跡』(有斐閣・有斐閣選書 1981)
- 『親鸞とその妻の手紙』(春秋社 1983)、新装版2001
- 『日本仏教史』(岩波書店・岩波全書 1984)
- 『地獄』(法蔵館・法蔵選書 1985/法蔵館文庫 2020)、OD版2003
- 『「教行信証」講義 親鸞の精髄を読む』(PHP研究所 1985)
- 『教行信証入門』(講談社学術文庫 1989)
- 『梵網経 佛典講座』(大蔵出版 1985)、新装版2002
- 『往生の思想』(平楽寺書店・サーラ叢書 1986)
- 『日本仏教思想研究 (第1巻) 戒律の研究 上』(法蔵館 1986)
- 『日本仏教思想研究 (第2巻) 戒律の研究 下』(法蔵館 1986)
- 『日本仏教における戒律の研究』(仏教書林中山書房 2005)OD版
- 『日本仏教思想研究 (第3巻) 思想と歴史』(法蔵館 1986)
- 『日本仏教思想研究 (第4巻) 浄土教思想』(法蔵館 1986)
- 『日本仏教思想研究 (第5巻) 仏教と文学』(法蔵館 1987)
- 『日本古典文学と仏教』(筑摩書房 1988)
- 『女犯 聖の性』(筑摩書房 1995/ちくま学芸文庫 1999)
- 『例文 仏教語大辞典』(小学館 1997)。特殊辞典シリーズ
- 『日本人と地獄』(春秋社 1998/講談社学術文庫 2013)
共編著
[編集 ]- 『新・仏教辞典』(誠信書房 1982)、中村元監修、増補版1986、第3版2006
- 『浄土仏教の思想 第6巻』(講談社 1992)- 新羅の浄土教/空也・良源・源信・良忍
- 国会図書館検索より - 「空也」・「良源」・「源信」・「良忍」を担当。前者担当は章輝玉。
現代語訳・校注
[編集 ]- 『往生要集 日本浄土教の夜明け』(現代語訳・全2巻、平凡社東洋文庫 1964)、OD版2003
- 『歎異抄・執持鈔・口伝鈔・改邪鈔』(平凡社東洋文庫 1964)、OD版2003
- 『維摩経 不思議のさとり』(平凡社東洋文庫 1966)、OD版2003
- 『日本思想大系6 源信』(校注 岩波書店、1970)
- 『日本の名著6 親鸞』(中央公論社 1977、新装版・中公バックス 1983)、責任編集
- 『親鸞全集』(全4巻・別巻、春秋社 1985-1987)、新装版2001、2010
- 『民衆経典 仏教経典選』(筑摩書房 1986)
- 「弥勒上生経 弥勒下生経 薬師経 地蔵経 高王観世音経 盂蘭盆経 父母恩重経」
論文
[編集 ]脚注
[編集 ]外部リンク
[編集 ] スタブアイコン
この項目は、学者に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:人物伝/P:教育)。