橋本勝
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曖昧さ回避
この項目では、イラストレーターについて記述しています。社会学者の同名の人物については「橋本勝 (社会学者)」をご覧ください。
橋本 勝(はしもと まさる、1942年 - )は、日本のイラストレーター、作家、政治評論家、映画評論家。東京都出身。
人物
[編集 ]主に社会風刺、政治風刺の題材の一コマ漫画を手がける。また、映画に関する作品もあり、イラストつきの映画評論でも知られている。
チャップリンやガンジーなど歴史上の人物からオバマ大統領[1] など、実在の人物を戯画的に描いている。日本人でも、小泉純一郎 [2] や、麻生太郎 [3] 、鳩山由紀夫 [4] などを描いた。フォー・ビギナーズ・シリーズの単行本(現代書館)を多数執筆。本多勝一『貧困なる精神』のイラストを手がけるほか、『週刊金曜日』にもイラストを提供している。
信条は、世界平和の実現、非暴力、死刑反対。自由民主党など、日本の保守勢力に批判的。特に、最近の新自由主義的政策については痛烈に批判している[5] 。また、警察の監視体制を批判している。
最近はトークライブで、紙芝居「子ども日本国憲法」を披露する活動も行っている。
主な作品
[編集 ]単著
[編集 ]- 『聖シネマ―映画は人でなし達のユートピアである』(1977年12月、白川書院)
- 『映画の絵本 マイシネマ・マイイラスト』(1981年1月、旺文社)
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『チャップリン』(1986年3月、現代書館)
- 『イラスト 戦争ってナンダ!? 』(1988年2月、現代教養文庫)
- 『映画の名画座 259本だてイラスト・ロードショウ』(1990年8月、現代教養文庫)
- 『どうもニッポン―イラスト辛口日本案内』(1990年12月、筑摩書房)
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『黒澤明』(1996年7月、現代書館)
- 『366日、映画を楽しむための案内書』(1996年10月、ごま書房)
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『スピルバーグ』(2000年2月、現代書館)
- 『2002年の365日』(2003年11月、ふゅーじょんぷろだくと)
- 『PEACE 戦争と平和のアルファベット絵本』(2004年1月、七つ森書館)
- 『映画20世紀館』(2008年9月、花伝社)
- 『憲法絵本 生きる!生かせ!日本国憲法』(2009年2月、花伝社)
共著
[編集 ]- フォー・ビギナーズ・シリーズ『教科書』(1984年7月、現代書館)共著:上野清士
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『日本の警察』(1984年11月、現代書館)共著:西尾漠
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『非暴力』(1987年2月、現代書館)共著:阿木幸男
- 『脱原発しかない バクとマサルのイラスト・ノート』(1988年12月、第三書館)共著:西尾漠
- 『バイバイ核兵器』(1990年6月、第三書館)共著:前田哲男
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『死刑』(1991年3月、現代書館)共著:前坂俊之
- フォー・ビギナーズ・シリーズ『にっぽん』(1995年5月、現代書館)共著:ブレンダン・ダズウェル
- 『世界を変える非暴力―暴力連鎖は人類の破滅だ。今こそ非暴力を!! 』(2010年3月、現代書館)共著:阿木幸男