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東宝ニューフェイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東宝ニューフェイス
受賞対象俳優
日本の旗 日本
主催東宝
初回1946年
最新回1968年

東宝ニューフェイス』(とうほうニューフェイス)は、日本オーディション映画会社東宝が戦後の1946年から1960年代後半にかけ、新たな俳優を発掘するために開催していた。第1回の三船敏郎久我美子を始め[1] 、多くのスター俳優を輩出した。なお、ニューフェイスという名称では1960年の第15期までで、1961年からはオール東宝ニュータレントという名称となり[2] 、1968年度の第8期まで開催された。関係者の中では慣例として両者ともニューフェイスと称しているため混乱して語られる傾向がある[3]

概要

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東宝争議が始まった1946年6月3日に1回目を開催、新人(ニューフェイス)を採用していった。入社後、東宝演技研究所の研修を受け、東宝制作の映画テレビドラマ演劇に出演していく。ニューフェイスのなかには研修を満了しないうちにデビューする者もおり、宝田明は研修期間中に『ゴジラ』の主演へ抜擢され研修仲間に自慢したという。1968年のオール東宝第8期をもってオーディションは終焉している。

東宝ニューフェイスが開始されたあとに日活の製作再開に俳優などの引き抜き防止のため五社協定が締結されたため、東映ニューフェイス松竹大映日活新東宝など、各映画会社がニューフェイスを定期的に公募するようになった。

2022年に男性タレントオーディションとして「TOHO NEW FACE」という名称で東宝シンデレラと同時開催することが決定した[4]

出身者

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(注記)年 / 期 の順。次行は主な出身者

東宝ニューフェイス

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1946年 / 1期
1947年 / 2期
  • 杉葉子塩沢とき ・広瀬嘉子(広岡三栄子)・鮎沢新子(西條鮎子)・澤村契恵子・吉澤京子・津山路子・山本和子・今泉廉・石井一雄(東宮秀樹)・越後憲・勝間慶一・田中一彦ほか
1948年 / 3期
1949年 / 4期
1950年 / 5期
1951年 / 6期
1952年 /7期
1953年 /8期
1954年 /9期
1955年 / 10期
1956年 / 11期
1957年 / 12期
1958年 / 13期
1959年 / 14期
1960年 / 15期

オール東宝ニュータレント

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1961年 / 1期
1962年 / 2期
1963年 / 3期
1964年 / 4期
1965年 / 5期
1966年 / 6期
1967年 /7期
1968年 /8期

TOHO NEW FACE

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2022年
グランプリ
ミュージカル賞

参考文献

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  • 東宝映画友の会機関誌『東宝映画』

脚注

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  1. ^ 田中栄三 「ニューフェースを育てる」『近代映画』 昭和22年4月号。
  2. ^ お宝映画・番組私的見聞録 2009年8月22日 https://ameblo.jp/tetsu8/entry-10325877595.html
  3. ^ 伊吹吾郎 13000人の応募勝ち抜き東宝ニューフェイス合格した(週刊ポスト2013年12月6日号)
  4. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月7日). "「東宝ニューフェイス」54年ぶり&「東宝シンデレラ」6年ぶり復活! 特別審査員に沢口靖子、長澤まさみら参加". サンスポ. 2022年4月6日閲覧。
  5. ^ 高瀬昌弘『東宝砧撮影所物語』(東宝、2003年)29頁
  6. ^ "『TOHO NEW FACE』GPに"空手世界王者"の小谷興会さん 野望を語る「俳優でも世界で活躍できるように」". ORICON NEWS. oricon ME (2022年11月6日). 2022年11月6日閲覧。

関連項目

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