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二リン酸

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(2018年3月)
二リン酸
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diphosphoric acid

別称
ピロリン酸
識別情報
CAS登録番号 2466年09月3日  チェック
PubChem 1023
ChemSpider 996  チェック
UNII 4E862E7GRQ  チェック
ChEMBL CHEMBL1160571  チェック
  • O=P(O)(O)OP(=O)(O)O
  • InChI=1S/H4O7P2/c1-8(2,3)7-9(4,5)6/h(H2,1,2,3)(H2,4,5,6) チェック
    Key: XPPKVPWEQAFLFU-UHFFFAOYSA-N チェック
  • InChI=1/H4O7P2/c1-8(2,3)7-9(4,5)6/h(H2,1,2,3)(H2,4,5,6)
    Key: XPPKVPWEQAFLFU-UHFFFAOYAX
特性
化学式 H4P2O7
モル質量 177.98 g/mol
融点

71.5 °C

への溶解度 極めてよく溶ける
溶解度 アルコールエーテルに極めてよく溶ける
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

二リン酸(にリンさん、二燐酸、: diphosphoric acid)は、化学式 H4P2O7 で表される無機化合物である。ピロリン酸(ピロリンさん、ピロ燐酸、: pyrophosphoric acid)とも呼ばれる。

リン酸を高温で脱水縮合することで生成する(接頭辞の pyro- は「熱・炎・高温」を意味する)。また、日本語において名称の類似するピロリン(: Pyrroline)はアミンおよびイミンの一種であり、直接の関係はない。

生化学における二リン酸

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ヌクレオシド三リン酸における2つのリン酸間にある結合は高エネルギーリン酸結合と呼ばれ、高い結合エネルギーを有する。この加水分解反応で生じるエネルギーを利用して、液胞膜を介したプロトン輸送や、解糖系におけるフルクトース-6-リン酸のリン酸化が起こる。

DNA 合成時の副産物として生じるが、この二リン酸は直ちに加水分解されるため、合成中の逆反応(分解)が起こらないようになっている。

関連項目

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脚注

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