ベンバトル
ベンバトル | |||
---|---|---|---|
ゴドルフィンの勝負服(欧州) | |||
欧字表記 | Benbatl[1] | ||
品種 | サラブレッド | ||
性別 | 牡 | ||
毛色 | 鹿毛 | ||
生誕 | 2014年 2月15日(10歳) | ||
父 | Dubawi | ||
母 | Nahrain | ||
母の父 | Selkirk | ||
生国 | イギリスの旗 イギリス | ||
生産者 | ダーレー [1] | ||
馬主 | ゴドルフィン [1] | ||
調教師 |
サイード・ビン・スルール (イギリスの旗 イギリス・アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦)[1] | ||
競走成績 | |||
生涯成績 | 25戦11勝 | ||
獲得賞金 | 5,929,902ドル[1] | ||
| |||
テンプレートを表示 |
ベンバトル(Benbatl[1] )は、イギリスの競走馬。主な勝ち鞍は2018年のドバイターフ(GI)、ダルマイヤー大賞(GI)、コーフィールドステークス(GI)。
戦績
[編集 ]2017年4月にドンカスター競馬場でデビュー勝ちする。約2ヶ月後の英ダービーでは以後主戦となるオイシン・マーフィーとの初コンビでウイングスオブイーグルスの5着に入っている。しかし、3歳時の成績はG3のハンプトンコートステークスを制するに留まった[1] 。
4歳となった2018年は年明けからドバイでレースに出走。重賞を連勝して挑んだジェベルハッタでは2着に敗れたが[1] 、続くドバイターフでは好位追走から直線で早めに抜け出し、日本から参戦のヴィブロス、リアルスティール、ディアドラの激しい2着争いに3馬身1/4の差をつけてG1初制覇[2] 。
英国に戻ったクイーンアンステークスでは10着に沈んだが、続く一戦にはドイツのダルマイヤー大賞を選択し、G1・2勝目を挙げる。その後、インターナショナルステークス5着を挟んでオーストラリアへ遠征。初戦のコーフィールドステークスを制し、同一年の3ヶ国G1制覇を達成した[1] 。続くコックスプレートでは4連覇を狙う女傑ウィンクスに挑戦したが、及ばず2着に終わる。サイード・ビン・スルール調教師は「素晴らしいレースでした。一か八かで彼女に挑みましたが、ベンバトルは負かされました。馬場に適応できなかったようですが、よく走りました。ただウィンクスは特別な馬です」とコメントした[3] 。
2019年も現役を続行したが、前年の厳しいローテーションによる疲れを考慮してドバイターフを回避[4] 。ビン・スルール師はシェイク・モハメドに夏までの休養を進言した[5] 。復帰戦のジョエルステークスを5馬身差で圧勝し[6] 、クイーンエリザベス2世ステークスに1番人気で出走したが、最下位の16着に大敗した[7] 。
2020年はまずドバイに遠征し、シングスピールステークスとマクトゥームチャレンジラウンド2をともに勝利する。その後、サウジアラビアに転戦しこの年から新設されたサウジカップに出走し3着となる(1位入線のマキシマムセキュリティの薬物違反により失格となったため2着に繰り上げ)[8] 。帰国後、9月のジョエルステークスでは3着に敗退した。
2021年は8月のセレブレーションマイルで始動し2着、続く9月のジョエルステークスを優勝する。10月のクイーンエリザベス2世ステークス9着を最後に現役を引退した。
競走成績
[編集 ]以下の内容は、Racing Post[1] の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017.04.02 | ドンカスター | 未勝利 | 芝7f | 1着 | J.ゴードン | 7馬身 | Made Of Honour | |
0000.04.20 | ニューマーケット | クレイヴンステークス | G3 | 芝8f | 3着 | S.デソーサ | 2馬身 | Eminent |
0000.05.18 | ヨーク | ダンテステークス | G2 | 10.5f | 2着 | P.コスグレーヴ | 3/4馬身 | Permian |
0000.06.03 | エプソム | ダービーステークス | G1 | 芝12f | 5着 | O.マーフィー | 3馬身1/2 | Wings Of Eagles |
0000.06.22 | アスコット | ハンプトンコートステークス | G3 | 芝10f | 1着 | O.マーフィー | 1/2馬身 | (Orderofthegarter) |
0000.07.29 | アスコット | キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス | G1 | 芝12f | 5着 | O.マーフィー | 11馬身1/2 | Enable |
0000.09.09 | ヘイドック | スペリアーマイルステークス | G3 | 芝8f | 6着 | O.マーフィー | 5馬身3/4 | Ballet Concerto |
2018.01.11 | メイダン | シングスピールステークス | G3 | 芝9f | 1着 | O.マーフィー | 1馬身1/4 | (Emotionless) |
0000.02.01 | メイダン | アルラシディヤ | G2 | 芝9f | 1着 | O.マーフィー | 3馬身3/4 | (Bay of Poets) |
0000.03.10 | メイダン | ジェベルハッタ | G1 | 芝9f | 2着 | O.マーフィー | 3/4馬身 | Blair House |
0000.03.31 | メイダン | ドバイターフ | G1 | 芝9f | 1着 | O.マーフィー | 3馬身1/4 | (ヴィブロス) |
0000.06.19 | アスコット | クイーンアンステークス | G1 | 芝8f | 10着 | C.スミヨン | 5馬身1/4 | Accidental Agent |
0000.07.29 | ミュンヘン | ダルマイヤー大賞 | G1 | 芝10f | 1着 | O.マーフィー | 2馬身3/4 | (Stormy Antarctic) |
0000.08.22 | ヨーク | インターナショナルステークス | G1 | 芝10.5f | 5着 | J.クロウリー | 5馬身3/4 | Roaring Lion |
0000.10.13 | コーフィールド | コーフィールドステークス | G1 | 芝10f | 1着 | P.コスグレーヴ | 短頭 | (Blair House) |
0000.10.27 | ムーニーバレー | コックスプレート | G1 | 芝10f | 2着 | O.マーフィー | 2馬身 | Winx |
2019.09.27 | ニューマーケット | ジョエルステークス | G2 | 芝8f | 1着 | O.マーフィー | 5馬身 | (King Of Comedy) |
0000.10.19 | アスコット | クイーンエリザベス2世ステークス | G1 | 芝8f | 16着 | O.マーフィー | 44馬身 | King Of Change |
2020.01.09 | メイダン | シングスピールステークス | G2 | 芝9f | 1着 | C.スミヨン | 4馬身3/4 | (For The Top) |
0000.02.06 | メイダン | アルマクトゥームチャレンジラウンド2 | G2 | ダ9.5f | 1着 | C.スミヨン | 2馬身 | (Military Law) |
0000.02.29 | キングアブドゥルアジーズ | サウジカップ | ダ9f | 2着 | O.マーフィー | 2馬身 | Midnight Bisou | |
0000.09.25 | ニューマーケット | ジョエルステークス | G2 | 芝8f | 3着 | L.デットーリ | 1馬身 | Kameko |
2021.08.28 | グッドウッド | セレブレーションマイル | G2 | 芝8f | 2着 | O.マーフィー | 3/4馬身 | Lavender's Blue |
0000.09.24 | ニューマーケット | ジョエルステークス | G2 | 芝8f | 1着 | O.マーフィー | 1馬身 | (Pogo) |
0000.10.16 | アスコット | クイーンエリザベス2世ステークス | G1 | 芝8f | 9着 | P.コスグレーヴ | 14馬身1/4 | Baaeed |
種牡馬時代
[編集 ]引退後の2022年より北海道 新冠町のビッグレッドファームで種牡馬となる。価格は受胎条件で250万円。
2024年よりオーストラリアビクトリア州のウッドサイドパークスタッドにてシャトル種牡馬として供用されている。
血統表
[編集 ]- 母ナーレイン(Nharain)は2011年の仏G1オペラ賞、2012年の米G1フラワーボウル招待ステークスの勝ち馬[9] 。
- 半妹に2024年英G1の1000ギニー勝ち馬のエルマルカ(Elmalka)がいる。
出典
[編集 ]- ^ a b c d e f g h i j "Benbatl". Racing post. 2020年3月4日閲覧。
- ^ "【ドバイターフ】ベンバトルが好位押し切る〜日本馬も善戦". サンケイスポーツ (2018年4月1日). 2019年11月27日閲覧。
- ^ "ウィンクス、史上初のコックスプレート4連覇達成(オーストラリア)". 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2018年11月1日). 2019年11月27日閲覧。
- ^ "アーモンドアイの強敵ベンバトル、ドバイターフ回避". JRA-VAN ver. World (2019年3月1日). 2019年11月27日閲覧。
- ^ Leslie Wilson Jr. (2019年9月28日). "High praise for Bin Surour after Benbatl returns from layoff to win at Newmarket". Gulf News. 2019年11月27日閲覧。
- ^ "Benbatl bound for Champions Day after bouncing back with a bang at Newmarket". Racing TV (2019年9月27日). 2019年11月27日閲覧。
- ^ "Full Result 3.20 Ascot 19 October 2019". Racing Post. 2019年11月27日閲覧。
- ^ サウジC初代王者はミッドナイトビズ―!マキシマムセキュリティは正式に失格日刊スポーツ、2024年8月2日配信・閲覧
- ^ "Nahrain". Racing Post. 2019年11月27日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
- Benbatl - ゴドルフィンによる紹介
アラブ首長国連邦の旗 ドバイターフ勝ち馬 | |
---|---|
ドバイデューティーフリー | 国際G1昇格前: 国際G1昇格後:
|
ドバイターフ |
この項目は、競馬に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 競馬 / ウィキプロジェクト 競馬)。